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腰痛・肩こりは生活習慣病、「30分ルール」で悪循環を解消!

整形外科医でカイロプラクターの竹谷内医師に聞く、腰や肩などの痛みを取る新習慣

 二村高史=フリーライター

デスクワークは“重労働”、ストレスで筋肉が緊張して疲労

竹谷内 今や、オフィスでは常にパソコンに向かっているのが当たり前の時代になりました。昔に比べると、お茶くみやコピー取りといった「楽」な仕事の比重が減り、誰もが具体的な成果を求められています。一日中、頭を使い、神経をすり減らしているのが多くのオフィスワーカーの姿ではないでしょうか。

 このように常時緊張を強いられると、自律神経のうちの交感神経が優位になってきます。交感神経は血圧や呼吸数を上げ、筋肉を緊張させる作用があります。こうして、神経への負荷が筋肉の緊張を招き、持続的な筋肉の緊張は筋疲労を起こしていきます。そして、筋疲労があるレベルを越えたところで、「痛み」を発するのです。

 また、筋疲労が続けば、筋肉がバランスよく体を支えられなくなり、姿勢を悪くしてしまいます。そうすると、また新たな痛みの原因を起こすという悪循環を招いてしまうのです。

筋肉の疲労により痛みが出るとは、いわゆる「筋肉痛」ということでしょうか。座ったままなのに筋肉痛になるなんて、意外な感じがします。

竹谷内 そうですね。座ったままなのに筋肉痛になるというと、不思議に聞こえるかもしれません。昔は、厳しい農作業や工場での肉体労働によって、筋肉や関節を痛めることがよくありました。しかし、産業構造の転換、農業・工業の機械化の進展、ライフスタイルの変化によって、痛みの原因も変わってきたのです。

 デスクワークは、決して楽な仕事ではありません。脳への負荷は、肉体労働より一般に大きいと考えられます。体への負担についても、動きが少ないので楽に見えるかもしれませんが、重労働には違いないのです。

 昔とは痛みの原因が変わっている以上、昔ながらの方法では肩こりや腰痛は治りません。時代の変化につれて、対処法も違ってこなければならないのです。

姿勢の悪さを自覚することが、姿勢改善の第一歩

姿勢とストレスが、現代においては腰痛などを慢性化させる2大要因だということはよく分かりました。しかし、例えば一日中パソコンの前に座ったきりで緊張を強いられる仕事をしている場合、悪い姿勢もストレスも仕事から来ていますから、簡単には改められません。

竹谷内 確かに、仕事がストレスになっているからといって、すぐに仕事を変えることはできないでしょう。でも、姿勢なら、本当は自分でいつでも変えられるはずです。ポイントは、自分の姿勢が悪いと自覚しているかどうかです。

 私のところに来るような患者さんは、姿勢が悪い方が多いのですが、意外とその自覚がありません。

 私が「まっすぐに立ってください」というと、ご本人はまっすぐに立っているつもりでも、かなり前かがみになっていることが多いのです。そうした方には、よくタブレット端末で写真を撮って、確認してもらうようにしています。

 この方法はなかなか有効です。正面からの立ち姿なら鏡で見ることができますが、横からはうまく見られません。もし、あなたが腰痛や肩こりで悩んでいるならば、家族や知人にお願いして、真横からスマートフォンやデジタルカメラで撮ってもらって見てください。

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