フィールドマーケティング支援サービスのソフトブレーン・フィールドがまとめたウォーキングに関する調査結果(調査日:2015年4月5日)によると、成人の3人に1人以上が定期的にウォーキングを行い、特にシニア層でウォーキングが浸透している(図1)。
20歳代〜80歳代の男女6638人にウォーキングの実施状況を尋ねたところ、女性の33.1%、男性の46.0%が定期的にウォーキングをしていると答えた。60歳代以上のウォーキング実施率は女性が50.5%、男性が61.4%と、男女とも半数を超える。また、若い年齢層ほど実施率が下がる傾向がある中で、20歳代男性は51.2%と、シニア層並みに高かった(図2)。
1回の平均ウォーキング時間は「16〜30分程度」(34.3%)が最も多く、「46〜60分程度」(21.3%)、「31〜45分程度」(22.1%)が続いた。年代別に見ると30分以上と回答した割合は、20歳代が53.9%、30歳代が58.2%、40歳代が72.4%、50歳代が76.7%、60歳代以上が88.7%と、年代が上がるほど長くなる(図3)。
ウォーキングの魅力について尋ねると、「お金をかけずにできる」(31.9%)がトップに挙げられ、「健康や体力維持に役立つ」(30.8%)、「1人でできる」(15.6%)、「いつでもできる」(11.2%)が続いた。
しかし年代によって感じる魅力は異なり、若い年齢層は「お金をかけずにできる」を挙げる人が最多で、20歳代は47.1%、30歳代は46.8%、40歳代は36.1%にのぼる。一方、50歳代以降にとっては「健康や体力維持」が最大の魅力となり、50歳代は31.2%、60歳代以上は42.2%が健康をより強く意識してウォーキングしている(図4)。
ウォーキングの記録方法については、「歩数計などで記録」が17.4%と最も多く、「スマートフォンのアプリなどで記録」が12.0%、「手帳などにメモで記録」が3.7%だった。
年代別では、20歳代と30歳代は「スマートフォンのアプリなど」が最も多いが、年齢が上がるにつれ「歩数計など」の使用が増加する。40歳代から歩数計派がスマホアプリ派を上回り、60歳代以上は歩数計派が27.5%を占める。