アイブリッジが運営するインターネットリサーチサービス「リサーチプラス」は、ダイエットに関する調査(調査期間:2015年3月17日~3月19日)を実施した。それによるとダイエット経験者の2割以上がダイエットに成功したことがなく、3人に1人は1カ月以上続けられないことが明らかになった。
全国に住む20歳以上の男女1200人に、これまでダイエットに挑戦したことがあるか聞いたところ、53.8%が「ある」と答えた。男性(43%)より女性(64%)の方がダイエット経験者が多く、20~49歳女性では約7割に上る。
ダイエット経験者に、これまで最も長く続いたダイエットの期間を尋ねると、24.4%が1年以上続いたものの、34.2%が1カ月未満で断念している(表1)。性別・年代別で見ると、35~49歳女性は1カ月未満で断念した割合が最も高く(42.9%)、50歳以上の男性は1年以上続いた割合が最も高い(45.3%)。
ダイエットの成果としては、「体重が落ちた」(52.7%)が最も多く、「服などのサイズが小さくなった」(24.5%)、「体が動きやすくなった」(20.9%)、「体脂肪率が下がった」(17.5%)などの成功事例が挙げられた。一方で、22.8%が「成功したことはない」と答えている(表2)。
失敗した事例を聞くと、「とにかく続かない」(35.9%)、「途中で断念した」(30.2%)がトップ2に挙げられ、何より継続することの難しさがうかがえる。次いで「リバウンドして体重が逆に増えた」(27.0%)が続いた。また、「栄養不足などになった」(9.6%)や「シワや彫りなどが深くなった」(4.7%)などの影響が出てしまった人もいる(表3)。
女性は男性より「とにかく続かない」「途中で断念した」の回答率がそれぞれ15ポイントほど高く、若い年代ほどその傾向が強い。20~34歳女性は「とにかく続かない」が50.4%、「途中で断念した」が42.5%と他のいずれの層より高い。35~49歳女性は「とにかく続かない」が40.7%、「途中で断念した」が37.8%、50歳以上の女性はそれぞれ38.1%と32.7%だった。
リバウンドの傾向も男性(22.7%)より女性(31.2%)の方が高く、中でも35歳~49歳女性は37.0%がリバウンドを経験している。しかし最もリバウンド経験率が高い層は、35~49歳男性の37.4%だった。
