歯磨きの2大問題「磨き残し」と「強すぎ」解消に役立つ“スマート歯ブラシ”登場
歯磨き嫌いの子どもを歯磨き好きに変える機能も!?
山本裕美子=フリーライター
多くの人がやりがちな歯磨きの2大問題といえば、「ブラッシングが強すぎること」と「磨き残し」。こうした問題の解消に役立ち、しかも、歯をまんべんなく磨くために最低限かけるべきといわれる3分間を、ゲーム感覚で楽しく過ごせる“スマート歯ブラシ”が登場した。いったい、どのようなものなのか。

サンスターグループ オーラルケアカンパニー(以下サンスター)は4月18日、歯磨き粉「G・U・M」シリーズとして、通常の歯ブラシの持ち手部分に、歯ブラシの動きを認識するアタッチメント(加速度センサーを搭載)を取り付け、スマホのアプリと連動させて使うことで、楽しみながら正しい歯磨きを実践できるデジタルデバイス「G・U・M PLAY(ガム プレイ)」を発売した。
多くの人がやりがちな歯磨きの2大問題といえば、「ブラッシングが強すぎること」と「磨き残し」だが、「G・U・M PLAY」のアプリは、それらの問題点を解決するのに役立つ「マウスチェック」と「マウスログ」という2つの基本機能を備えている。
「マウスチェック」とは、自分の歯磨きの癖をアラートで知らせてくれる機能。歯科衛生士のブラッシングの動きにどれだけ近いかをチェックしてくれると同時に、口内のマップを16分割で表示し、正しく磨けている部分、磨けていない部分を表示し、歯磨きの出来を100点満点の点数で表示する。ブラッシングが強すぎる場合は「もっとやさしく」などとアラートが表示されるほか、波形を見ながら歯磨きのピッチやブラッシングの強さの練習もできる。
また、毎回の歯磨きの動きや経過時間などのデータは「マウスログ」として記録され、過去に歯磨きにかけた時間を棒グラフで、歯磨きの出来を点数と色で確認できる。
メディア向けの商品発表会で、筆者も実際にこのデバイスを使って歯磨きにトライしてみた。まず、いつもと同じように磨いてみると、点数は100点満点で70点にしか届かず、いかに普段磨けていないかを痛感。そこで、歯科衛生士が推奨する1本1本丁寧に小刻みに磨く方法を実践したら、80点に上がった!こうやって明確な数字で示されると、「今日は100点を目指そう」とやる気が湧きやすく、いつもは義務的にやっている歯磨きも楽しくなりそうな気がした。
- 次ページ
- 子どもを歯磨き好きにする機能って?