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まだ間に合う、海外旅行前にワクチン接種で感染予防

アジアに行くならA型肝炎ワクチンを

 高橋義彦=医学ライター

 A型ワクチンの接種を受けられる施設は、前出のFORTHホームページ「予防接種実施施設の探し方」で調べられる。黄熱ワクチンと違って、施設数はかなり多い。なお、A型肝炎ワクチンは、生ワクチンである黄熱ワクチンとの同時接種はできない。

 そのほか、この先、夏休みや年末年始の海外旅行に備えて、接種を検討しておきたいワクチンを以下にまとめた。表に掲げたワクチンは、主に海外赴任などで長期(1カ月以上)滞在する人に対して推奨されているが、海外旅行でも渡航先や目的によっては受けておいた方が安心だ。

 感染症の心配なく旅行を楽しむために、ワクチン接種についてぜひ検討いただきたいと思う。

海外渡航前に受けておきたい予防接種と対象者
予防接種対象接種方法など
黄熱感染リスクのある地域(中央アフリカ、中南米)に渡航する人1回の接種で接種後10日目から10年間有効。黄熱予防接種証明書を入国時に要求する国や、乗り継ぎの時に要求する国もあるので、検疫所で要確認
破傷風冒険旅行などでけがをする可能性の高い人定期予防接種で2種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風)を12歳の時に受けていれば、20代前半くらいまでは免疫があるので接種は不要。その後は、1回の追加接種で10年間有効な免疫がつく
A型肝炎途上国に中・長期(1カ月以上)滞在する人。特に40歳以下2~4週間隔で2回接種。6カ月以上滞在するのであれば6カ月目にもう1回接種すると約5年間効果が続くとされている。1回で済む輸入ワクチンもある
B型肝炎血液に接触する可能性のある人4週間間隔で2回接種し、さらに、20~24週間後に1回接種
狂犬病イヌやキツネ、コウモリなどの多い地域へ行く人で、特に、近くに医療機関がない地域へ行く人。動物研究者など、動物と直接接触する人4週間隔で2回接種し、さらに6カ月から12カ月後に3回目を接種
ポリオ流行地域(アフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンほか)に渡航する人小児の基礎接種が完了している人は、成人後に追加接種として不活化ワクチンを1回接種。特に、1975年(昭和50年)から1977年(昭和52年)生まれの人は、ポリオに対する免疫が低いことがわかっているので接種が勧められる
日本脳炎流行地域に長期滞在する人(主に東南アジアでブタを飼っている農村部)1~4週間間隔で2回接種し、1年後追加接種を1回(基礎免疫が完了)。基礎免疫の完了後は、1回の接種で4~5年間有効な免疫がつく
厚生労働省検疫所ホームページ「FORTH 海外で健康に過ごすために」などを基に作成

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