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「睡眠薬は止められなくなる」は誤解? 半数が1カ月以内で不眠症改善

抗うつ薬は睡眠薬と併用した方が減らしやすい

 鈴木英子=ニューズフロント

抗うつ薬と睡眠薬の処方された期間は?

 うつ病治療における睡眠薬の併用について見ると、2013年7月以降に抗うつ薬を新規に処方開始した人(1714人)のうち、睡眠薬を併用していない割合は52.6%、睡眠薬を併用して抗うつ薬終了と同時に睡眠薬も終了した割合は29.9%、抗うつ薬終了後も睡眠薬の処方を継続した割合は17.4%だった。

 4カ月以上抗うつ薬の治療が続いた人(1545人)を対象に、抗うつ薬の処方開始月と最新処方月(または処方終了直前月)の量の変化を比較すると、抗うつ薬の減量達成率は睡眠薬を併用しない場合で17.8%にとどまるのに対し、併用した人では30.2%に上昇する(図2)。

図2◎ 抗うつ薬減量達成率:睡眠薬を併用/非併用の比較(2013年7月以降に抗うつ薬を新規に処方開始し、4カ月以上続いた人)
[画像のクリックで拡大表示]

 また、更年期障害で通院している40~65歳の女性(2931人)について年代別の睡眠薬処方の割合を見ると、全体の平均は19.8%と2割を下回った。更年期障害の該当者が最も多い50~54歳と次いで多い45~49歳は特に睡眠薬処方率が低く(それぞれ19.5%と16.9%)、更年期女性の約半数が不眠と言われているにもかかわらず、適切な薬物治療を受けていない人が多いことが分かった(図3)。

図3◎ 更年期障害と年代別睡眠薬の処方割合(更年期障害に該当する40~65歳の女性)
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