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草むらに注意! マダニが運ぶ殺人病「SFTS」とは

咬まれて1~2週間で発熱、下痢、下血などが現れ、1~3割弱が死亡

 高橋義彦=医学ライター

 このため、現時点では、何よりマダニに咬まれないようにすることが大事だ。森林、草むらなどに入る時は、長袖や長ズボンを身に着け、袖や裾をまくらず肌を露出しないように注意しよう。市販の虫よけスプレーもある程度は有効とされるが、マダニの付着数を減らすだけで完全に防御できるわけではない。帰宅したら服や靴にマダニが付着していないかをチェックし、もしマダニらしき虫が付いていたら、ガムテープなどを使って除去しよう。

 ただし、洋服ではなく皮膚に直接マダニらしき虫が付いていたら、自分で取り除こうとせず、皮膚科などの医療機関で除去と処置を行ってもらおう。吸血中のマダニを無理に取り除こうとすると、一部が皮膚の中に残り、化膿することがあるからだ。また、散歩で草むらに入ったイヌにマダニが付くこともあり得る。その場合も獣医師に除去してもらうほうがよいようだ。

 なお、マダニが媒介する感染症は、SFTSのほかにも日本紅斑熱(*1)、ライム病(*2)などがあり、国内での年間報告数はそれぞれ180件、10件となっている。

*1 日本紅斑熱:リケッチアによる感染症で、マダニが媒介する。刺されてから2~8日頃に、頭痛、全身倦怠感、高熱などを伴って発症する。
*2 ライム病:スピロヘータの一種であるボレリアという細菌による感染症で、マダニが媒介する。赤い斑状の発疹のほか、インフルエンザに似た症状を伴うこともある。病状の進行に伴い、神経症状や関節炎も出現する。

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