日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > スポーツ・エクササイズ  > トピックス  > イベント終了後に考えたApple Watchを評価する3つの視点  > 4ページ目
印刷

トピックス

イベント終了後に考えたApple Watchを評価する3つの視点

 神近 博三=日経デジタルヘルス

その2:音声認識が大きな役割を果たすはず

 Apple Watchの画面はスマホに比べると相当小さい。タッチパネルのソフトキーボードで長いテキストを入力することは、ほぼあきらめたほうがよさそうだ。プルダウンなどメニュー選択方式のインターフェースも、込み入った内容は厳しくなる。そうなると、Appleお得意の音声認識機能が、重要な役割を果たす場面が増えてくるはずだ。

 例えば、メールなどのコミュニケーション機能をApple Watchで使おうとすると、音声認識でメッセージを入力することが当たり前になるだろう。滑舌が悪くて音声をうまくテキストに変換できない人は、音声入力を音声ファイルにしてメールに添付してやればいい。

 前述のサードパーティ提供のApple Watchアプリにしても、音声認識機能をうまく生かせるかどうかでユーザーの満足度は大きく変わってくる。特にランニングやサイクリング中のアプリ操作は、音声認識がデフォルトになるだろう。Apple Watchの評価は、それらの出来栄えを見てから判断すべきだと思う。

その3:100万円超の高級モデルについては何も言えない

 Apple Watchには、100万円を超えるハイエンドモデル「Apple Watch Edition」がある。筆者は普段、腕時計をしておらず、必要があればスマホで時刻を確認している。数十万円はおろか、最近では数万円の時計を買おうと考えたこともない。こうした人間が、世界中の高級デパートやブティックで富裕層に向けて販売されるApple Watch Editionについて、あれこれ利いたふうな口をきくべきではない。

 もちろん高級時計の門外漢は門外漢なりに、気になることがある。例えば、100万円を超える時計が、バッテリーがヘタっただけで使えなくなるのでは残念すぎる。バッテリーは交換できるのか、できるとしたらいくらぐらいかかるのか。Apple Watchに小型のLTEモジュールを組み込めるようになったら、貴金属製のケースはそのままにして内部だけを交換できるのだろうか。いっそのこと100万円超モデルはユーザーが死ぬまでメンテナンスフリーにして、画期的な技術革新があったら無償で新品に取り替えてくれてもいいのではないだろうか。

 東京・六本木のイベントでは、こうした疑問をApple Japanの担当者にぶつけてみた。担当者はしばらく押し黙った後、「私を含めて、そうした質問にお答えできる人間はここにはいないと思います」とだけ答えてくれた。

 会社に戻ってからApple製品に造詣の深い先輩社員に同じような疑問を述べて、「どう思いますか」と尋ねてみた。その答えは「でもね、そういう細かい損得を気にする人は、そもそもApple Watch Editionを買おうとは思わないんだよ」というものだった。

 確かに、Apple Watch Editionの購買層となる人たちは「このアプリを入れたら、×円分の元が取れる」とかは考えないだろう。そこで前述のような結論に至った次第である。

この記事は、日経デジタルヘルスからの転載です。

先頭へ

前へ

4/4 page

RELATED ARTICLES関連する記事

スポーツ・エクササイズカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 強い足腰を維持するための「骨」の強化法

    健康長寿の大敵となる「骨の脆弱化」を予防するには、若いうちから「骨を強くする生活習慣」を取り入れていくことが大切だ。このテーマ別特集では、骨が弱くなるメカニズムや危険因子、骨を強く保つための生活習慣のポイントなどについて解説していく。

  • もの忘れと認知症の関係は? 認知症リスクを下げる生活のポイント

    年を取っても認知症にはならず、脳も元気なまま一生を終えたいと誰もが思うもの。しかし、「名前が出てこない」「自分が何をしようとしたのか忘れる」といった“もの忘れ”は、中高年になると誰もが経験する。⾃分は周りと比べて、もの忘れがひどいのでは? ひょっとして認知症が始まったのか? と不安になる人も多い。このテーマ別特集では、もの忘れの原因や、将来の認知症にどうつながるのか、認知症を予防するにはどうすればいいのかについて、一挙にまとめて紹介する。

  • 痛風だけじゃない!「高すぎる尿酸値」のリスク

    尿酸値と関係する病気といえば「痛風」を思い浮かべる人が多いだろう。だが、近年の研究から、尿酸値の高い状態が続くことは、痛風だけでなく、様々な疾患の原因となることが明らかになってきた。尿酸値が高くても何の自覚症状もないため放置している人が多いが、放置は厳禁だ。本記事では、最新研究から見えてきた「高尿酸血症を放置するリスク」と、すぐに実践したい尿酸対策をまとめる。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.