サッポロビールが発表した「食事での糖質摂取量に関する調査」(調査期間:2016年2月16日~29日)の結果によると、糖質を気にしている人でも4割以上が糖質摂取量目安をオーバーしているという。
調査では、糖質を気に掛けている20~60代の200人を対象に、朝食・昼食・夕食・間食それぞれに複数のメニューイラストを提示し、1日で摂るメニューに近いものを選んでもらった。フードコーディネーターの南恵子氏監修のもと、日本食品標準成分表や女子栄養大学のカロリーガイドなどを参考とし、メニューをもとに炭水化物量から食物繊維量を引いて糖質量を算出した。
「日本人の食事摂取基準2015年度版」に基づいて糖質摂取量目安をおおよそ300gと設定すると、回答者の42%が糖質摂取量目安を超えていた(図1)。さらに2014年版「国民健康・栄養調査」を参考に日本人の平均糖質摂取量を約240gとした場合、67%がそれ以上の糖質を摂っていた。
年代別の平均糖質摂取量を見ると、20代(321.16g)、30代(323.97g)、50代(303.34g)は、糖質摂取量目安より高かった(図2)。
糖質摂取量目安を超えている人の年代別割合は、20代が58%と群を抜いて多く、30~50代は40%前後、60代は33%だった。南氏によると、オーバーしている人の多くは間食の影響が強い傾向が見られるという。
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