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国立がん研究センターが全国のがん罹患数を集計、最新推計値を公開

 近藤 寿成=スプール

男性、全部位の標準化罹患比と標準化死亡比を地図上で示したデータ
男性、全部位の標準化罹患比と標準化死亡比を地図上で示したデータ
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胃がんに限定した標準化罹患比を地図上で示したデータ
胃がんに限定した標準化罹患比を地図上で示したデータ
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 独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターは、日本のがん罹患数・率の最新推計値などを報告書「全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ)2011年罹患数・率報告」として公開した。

 今回のデータ集計には、地域のがん対策に利用される「地域がん登録」のデータを使用。2011年分においては40道府県が登録を行い、罹患数は男性49万6304人、女性35万5233人、合計85万1537人だった。2010年の推計と比較して、各部位の罹患数は女性で順位変動がなかったのに対して、男性は4位だった前立腺がんが2位に上昇している。

 さらに、登録数の増加と登録精度の向上により、今回からは従来の罹患数・率に加えて、各都道府県における全部位と主要部位の標準化罹患比および死亡比を算出し、地図上に示すことも可能となった。罹患比と死亡比の差異や地域差を観察することで、「予防、早期発見、治療を含む都道府県のがん対策に役立てられる」としている。

 がん登録を実施する都道府県の増加を受け、次回報告の2012年分からは全47都道府県の登録による集計報告が可能になるとのこと。さらに、「全国がん登録」が2016年に開始され、現在は推計値としているものが実数把握できるようになる。これにより、日本のがんの実態把握やがん対策のさらなる進展が期待されるという。

この記事は、日経デジタルヘルスからの転載です。

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