健康食品には法律上の定義はなく、広い意味で、健康の維持や促進に資する食品として販売されるもの全般を指す。おおまかには、国が「特定の機能の表示などを許可したもの(保健機能食品)」と、そうでないものに分かれる。
健康食品会社の事業所は減少傾向
健康食品関連の事業所登録件数は、過去8年間で1万2342件から7612件に減少した(図2)。人口約10万人当たりの登録件数は、沖縄県が16.61件で最も多く、福岡県の11.02件、鹿児島県の10.85件が続いた。

健康食品愛用者の動向を見ると、性別では男性より女性が、年代別では年代が上がるほど、健康食品を摂取する人が多い傾向がある。女性活躍推進の取り組みにより働く女性が今後増加すること、さらに高齢化がいっそう進むことなどから、健康食品の消費はますます拡大することが予測される。