NTTタウンページは、同社が運営する商品・サービス紹介サイト「TPDB.jp」において、「健康食品」をテーマにした都道府県ランキングを発表した。タウンページデータベース(職業別電話帳データ)を活用したマーケティングデータに基づき、健康食品関連のメーカー、卸、販売などの事業所数を都道府県別で集計したところ、1位は「沖縄県」、2位は「福岡県」、3位は「鹿児島県」と南国勢がトップ3を占めた(図1)。
九州・沖縄地区は、古くから焼酎や泡盛、黒酢などの製造が盛んで、優れた醸造・発酵技術があることで知られる。発酵食品は体に良いことから、こうした伝統的な技術を生かして健康食品開発に取り組むメーカーが多いと、同調査は分析している。
中でも沖縄県は長寿のイメージが強く、食生活全般が健康的な印象がある。人気の高いウコンやゴーヤ茶、もずくなどを原料としたフコイダンを中心に、沖縄らしい健康食品を国内外に発信するとともに、漢方産業の島をめざして健康分野の開発が進められている。
また、九州は自然環境が豊かで、ケールや酢、海産物など健康食品に適した食材が豊富なことも影響していると考えられる。
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- 健康食品会社は増えている?