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トピックス

追いついた? 進化したAndroid系スマートウオッチをApple Watchと使い比べ

活動・睡眠の記録は互角、高級感のあるデザインが人気

 佐藤信正=ライター

早歩きより強度の高い活動だけを認識

 Apple Watchの健康関連機能は、大きく2つある。日常的な生活改善を促してくれる「アクティビティ」と、スポーツや有酸素運動などの管理に役立つ「ワークアウト」である。「アクティビティ」は歩数や消費カロリーなど、日常の行動を常時計測する機能だ。これに対して「ワークアウト」では、ランニングやサイクリングなど、意図的な運動を記録する。

 Apple Watchは基本的にiPhoneとの無線接続が必要と前述したが、ワークアウトとアクティビティによる活動記録はApple Watch単体でも利用できる。Apple Watchには耐水性があるので、激しい運動で汗をかいても大丈夫だが、防水ではないので水泳には利用できない。

同心円に重なる三本のリング状になった棒グラフで活動状況が表示される。
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 「アクティビティ」では、同心円に重なる三本のリング状になった棒グラフで活動状況が表示される。外側の赤いリングが「ムーブ」。運動で消費されるカロリーの量を示している。次の黄緑色のリングが「エクササイズ」。早歩きより強度の高い活動を認識すると自動的にエクササイズと見なされ、その総時間が表示される。通常の歩行はここにはカウントされない。

 一番内側の青のリングは「スタンド」。1日の12時間のうち、1時間当たり1分以上立って体を動かすと1カウントされる。座ってばかりいてはいけないということである。それぞれの目標値は自由に設定できる。1週間利用してみて達成できない目標なら、おすすめの目標が自動的に提案される。

 ところで歩数はどこに表示されるのだろうか。これは「アクティビティ」のリング表示を上にスワイプする(指でなでる)と、「合計歩数」として表示される。歩数を含めて日々の活動記録は、iPhoneの「アクティビティ」アプリで確認できる。

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日々の活動記録は、iPhoneの「アクティビティ」アプリで確認できる(右画面の下に歩数が表示される)。

Apple Watchで座りっ放しの生活にさよなら

 実際に使ってみて印象的だったのは、「スタンド」の機能だ。立つ動作を記録しているだけではない。1時間じっと座っていると、軽くとんとんと腕を叩くように通知があり、「立ち上がって、1分ほど歩きましょう」と促される。ささいな機能のようだがこれだけで生活行動が大きく変わる。とりあえず立ち上がり、とにかく少し行動するようになる。アップルウオッチの利用者が多い企業で会議が1時間以上続くと、みんなそわそわした雰囲気になるという話も聞いた。

1時間じっと座っていると、軽くとんとんと腕を叩くように通知がある。
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1分間の息抜きとなる運動を求められる。
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 健康増進というと積極的な運動に目を向けがちだが、それよりも、じっと座りっ放しの状態を避けることが大切ということか。実は近年、医学的にも長時間座ることの弊害を示す研究が増えてきている。2016年に発表された関連47研究を総括した報告によると、座っている時間が1日に8時間に及ぶと、死亡リスクは22%も増加する。個別の疾患で見ると、心疾患リスクは15%増加、がんリスクは13%増加、生活習慣病と見られる2型糖尿病のリスクは91%も高まるという(*1)。1日1時間きちんと運動しても、その健康効果は6時間座り続けていたら相殺されてしまうという研究もある (*2)。

*1 "Sedentary Time and Its Association With Risk for Disease Incidence, Mortality, and Hospitalization in Adults: A Systematic Review and Meta-analysis" (Ann Intern Med. 2015;162(2):123-132. )
*2 ”Association Between Cardiorespiratory Fitness and Accelerometer-Derived Physical Activity and Sedentary Time in the General Population” (Mayo Clin Proc. 2014 Aug;89(8):1063-71.
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