全国で調剤薬局を展開する日本調剤は花粉症に関する調査(調査期間:2016年1月14日~15日)の結果を発表した。それによると、花粉症でも病院を受診しない人は多く、女性より男性にその傾向が高い。
これまで花粉症と自覚した、または診断されたことがある20歳以上の男女花粉症経験者1053人に、花粉症の治療のために病院(病院、診療所、クリニックなどを含む)に行くか尋ねると、「必ず行く」(22.3%)と「行く場合もある」(36.2%)が合計約6割(58.5%)を占め、4割以上(41.5%)が「行かない」と回答した(図1)。
性年代別で見ると、病院に行くと答えた割合は女性70代以上(72.1%)が最も多い。一方、「行かない」との回答は男性30代(51.1%)、男性40代(47.2%)、男性50代(50.0%)で目立ち、5割前後が病院を受診しないという。
花粉症でも受診しない理由は?
病院に行かないと答えた人にその理由を聞くと、「我慢できる程度だから」(49.9%)が群を抜いて多かった。そのほか、「市販薬で十分だと思うから」(29.2%)、「面倒だから」(25.5%)が上位に挙げられた(図2)。
性年代別では、男性20代、30代、40代は「面倒だから」をトップまたはトップ同率に挙げ、「我慢できる程度だから」を上回った。
- 次ページ
- 花粉症の治療薬に満足してる?
