“地肌の曲がり角”は20代から
マンダムによると、頭皮は顔の肌に比べ、角層水分量が少なくバリア機能が低いため、肌荒れしやすい状態にある。また、熱や痛みなどの刺激に対して皮膚感覚が鈍く、摩擦など物理的刺激を与え続けるとさらに鈍感になり、ダメージを受けても気づきにくくなると考えられる。
一般的に頭皮は顔肌と比べて皮脂量が多いことが分かっているが、頭皮脂は紫外線(UV)によって地肌に悪影響を及ぼす過酸化脂質に変化し、これが頭皮のダメージの原因になる。
さらに、頭皮の表面状態(頭頂部のキメ)について調査した結果から、20代から30代になるとともにキメは粗くなり、地肌の健康状態が急激に低下する“地肌の曲がり角”を迎えることが分かった。
毎日ドライヤーの熱を当て、屋外で紫外線の刺激を受け、間違ったマッサージなどで物理的刺激を与え続けると、知らず知らずのうちに頭皮のダメージが積み重なり、健やかな髪を育てる力が減退するおそれがある。
30〜40代男性で薄毛ではない人と薄毛の人の頭皮を比較してみたところ、薄毛の人の方が頭皮が硬く、皮脂量も多いとの結果が出た。