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ブラジル帰りの10代男性、ジカウイルス感染症と確認

日本では4例目の輸入感染例、中南米の滞在歴では初めて

 三和 護=日経メディカル

 ブラジルに滞在歴があり発疹などの症状で神奈川県内の医療機関を受診した10歳代の男性が、ジカウイルス感染症ジカ熱)であることが確認された。輸入感染例としては4例目、中南米の滞在歴がある患者では初めての症例となる。

ジカウイルスの透過型電子顕微鏡写真(矢印はウイルス粒子。出典:CDC/Cynthia Goldsmith)

 厚生労働省の発表によると、患者は2月9~20日にブラジルに滞在していた。2月20日に発熱、22日に発疹が出現し、24日に神奈川県内の医療機関を受診した。蚊の刺咬歴は不明だった。

 この医療機関がジカウイルス感染症の疑い例として自治体に届け出、2月25日に国立感染症研究所が検査をした結果、ジカウイルス感染症の陽性が確定した。

 患者は現在、自宅療養中で、発疹などの症状が認められるが、既に解熱しており、状態は安定しているという。

 この事例を受けて厚労省は、次のようなメッセージを発表した。

 「ジカウイルス感染症は、一般に蚊に刺されることによって感染する疾患です。現在、国内は蚊の活動期ではないため、国内で感染が拡大するリスクは極めて低くなっています。ジカウイルス感染症は一般的に軽症であり、重症化するリスクは極めて低いですが、流行地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレーなど)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。特に、妊婦の方は、流行地域への渡航は控えてください。また、性交渉による感染リスクも指摘されており、流行地域から帰国した男性で、妊娠中のパートナーがいる場合は、パートナーの妊娠期間中は、症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用してください」。

この記事は、日経メディカルからの転載です。

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