健康医療器機メーカーのフジ医療器が年1回行っている「睡眠に関する調査」で、調査対象者のほぼ全員(97.1%)が睡眠に関して不満を抱いており、4年前に調査を開始して以来、最多となったことが分かった。
調査は、全国の20~80代の男女4723人を対象に、2015年12月4日~11日に実施した。過去3回の調査では「不満」が9割以上を維持しながらも微減傾向にあったが、今回の調査で過去最高値に上昇した。年代別では、40代が97.9%と最も高く、最も低い60代でも95.8%に上る(図1)。
「満足な睡眠」を妨げる要因は?
満足な睡眠をとれない原因はなんだと思うか尋ねると、「ストレス」(50.1%)との回答が群を抜いて多かった。次いで「手足の冷え」(22.7%)、「体調不良」(20.7%)が続いた(図2)。「手足の冷え」は男女で差が著しく、女性(34.3%)が男性(14.1%)の2倍以上だった。
年代別で見ると、満足な睡眠がとれない原因についての回答として、20~50代は「ストレス」が軒並み5割を超えていた(図3)。
次に、「睡眠で最も不満に感じること」を尋ねたところ、男女による差や年代による違いが認められた。