診断後、母親自身にどのような変化があったか聞くと、「食べることに気を使うようになった」(62.0%)が群を抜いて多かった。そのほか、「子どもの様子に目を配るようになった」(34.0%)、「食品に含まれる原材料に詳しくなった」(30.0%)、「自分や他の家族の食生活を考えるようになった」(25.0%)が上位に入り、食への関心が高まった様子がうかがえる(図3)。
子供のアレルギー対策、夫にも協力してほしい
食物アレルギーの子どものために、現在夫がしている協力を聞くと、「食物アレルギーの情報収集」と「配慮した食事を一緒に食べる」(ともに28.7%)がトップに並ぶ一方、同割合の回答者が「協力はない」と答えた(図4)。
今後夫にしてもらいたい協力は、「外食での表示チェック」(36.2%)、「買い物の際の表示チェック」(33.0%)、「妻を精神的に支える(ねぎらいの言葉など)」(28.7%)がトップ3に挙げられ、なかでも「妻を精神的に支える」は現状の実施率(3.2%)と25.5ポイントもの開きがあった。