日清オイリオグループは、乳幼児の食物アレルギーに関する実態調査(調査期間:2015年12月11日~13日)の結果を発表した。それによると、子どもが食物アレルギーと分かるまで、約8割の母親は食物アレルギーについてほとんど知識がなく、そのうち1割以上は言葉すらも聞いたことがなかったという。
調査は、食物アレルギー疾患と診断されている0~5歳の乳幼児を持つ母親100人を対象に実施した。子どもが食物アレルギーと診断される以前から、食物アレルギーについて知っていたか尋ねたところ、「全く知らなかった」(13.0%)と「言葉は聞いたことがあるが具体的には知らなかった」(63.0%)の合計が76.0%に上った(図1)。
子どもの食物アレルギーで心配したことは?
子どもが食物アレルギーと診断されて心配になったことは、「集団生活での不都合」(52.0%)がトップに挙げられ、次いで「献立」(47.0%)、「周囲と同じものが食べられないなどの、子どもが感じるストレス」(46.0%)が続いた(図2)。
- 次ページ
- 診断後の母親の変化は?
