ミス日本に聞く、一発勝負でコケないための風邪対策
「就寝時マスク」「緑茶うがい」「睡眠アプリ」など深いこだわりを発見
田村知子=フリーランスエディター
今年2016年度で第48回を迎えた「ミス日本コンテスト」。同コンテストはただ容姿の美しさを競うのではなく、心身の美と向上心を兼ね備え、将来的に芸術、ビジネス、政治など様々な分野で活躍する女性を輩出するために開催されているものだ。
毎年約3000人の応募があり、今年度は5ブロックでの地区大会と補選を経て、ファイナリスト13人を選出。ファイナリストたちは4カ月にわたる教育プログラムで、日本の歴史や伝統文化、国際情勢といった教養、美容やヘルスケアなどを学んだあと、コンテスト本番に臨んだ。そして、最終審査を経て、ミス日本グランプリを含むミス日本5賞および準ミス日本が決定した。
全身の体力と精神力が本番に不可欠
待ったのきかないコンテスト当日に自分の魅力を最大限にアピールするには、万全の体調管理が欠かせない。とくにコンテストが開催されるのは、風邪やインフルエンザが流行する1月下旬。今年度のミス日本各賞に輝いた6人の女性たちは、どんな予防対策をしていたのかを徹底取材した。
実際に話を聞くと、就寝時のマスクと加湿、緑茶でのうがい、スマホ用アプリを活用した睡眠管理など、それぞれバラエティーに富んだ風邪対策を講じてコンテストに望んでいた。自身の健康管理はもちろん、受験生の子を持つ親にとっても参考になるのではないだろうか。
ミス日本コンテストと聞くと華やかな場をイメージするが、実際には「全身の体力と精神力が求められる場だと痛感しました」と話すのは、準ミス日本の谷本英理子さん。「コンテスト本番の時間は2時間30分。短い時間に感じられるかもしれませんが、その間、スポットライトの熱を浴びて、慣れないヒールの高い靴で立ち通し。わずかな休憩時間は着替えがあるので、食事をとる間もありません。過去には途中で倒れてしまう人もいたと聞いていたのですが、今年は幸い、全員が最後まで元気に乗り切ることができました」。
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