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心不全どうすれば予防できる? リスク高める食べ物、最適な運動は

高齢者の心不全とその予防(後編)

 梅方久仁子=ライター

これからの循環器病対策は変わる

 いま、循環器病対策のために、国の制度が大きく変わろうとしている。

 2018年に循環器病対策基本法が成立し、翌年施行された。現在は、国の循環器病対策推進基本計画に基づいて、都道府県循環器病対策推進計画の作成が進められているところだ。脳卒中を含む循環器病について、国が率先して予防や治療の対策を進めていこうというのだ。

 「2007年にがん対策基本法が施行されてから、がんの診療が大きく変わりました。法の施行により、循環器病の診療がこれから大きく変わっていくはずです」と原田さんは言う。

 循環器病対策基本法の成立に合わせて、2021年5月に日本循環器協会が設立された。循環器病患者、医療者、企業の三者を連携し、医師の関与が難しい健康な人への予防・啓発などの活動が期待される。

 「脳卒中や心不全はがんと同じくらい危険ですが、予防ができる病気です。ぜひこのチャンスを逃さずに、予防を心がけてください」と原田さんは強調する。

 将来の健康長寿を満喫するためには、まだ高血圧などの症状が出ていない健康な人こそ、対策が重要になる。今日から、心不全の予防を始めよう。

(図版制作:増田真一)

原田睦生(はらだ むつお)さん 東京大学大学院医学系研究科循環器内科講座 先端臨床医学開発講座 特任准教授。循環器内科専門医。日本循環器協会 評議員
原田睦生(はらだ むつお)さん 1998年、山形大学医学部卒業。山形大学医学部附属病院第一内科、石巻赤十字病院循環器内科、千葉大学医学部循環病態医科学などを経て、心臓幹細胞の研究のため2009年に英国インペリアルカレッジロンドンに留学。2018年より現職。好きな飲料はクラフトビール(IPA)。

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