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どれだけわかる?「チョコレート検定」に挑戦

チョコレートは“甘い魔物”から「健康的な食べ物」へ

 中西奈美=日経Gooday

チョコレートと鼻血、肥満、虫歯に関する真実

【謎1】チョコレートを食べる鼻血が出るの?

 よく聞く疑問ですが、医学的にはチョコレートと鼻血についての関係があるという報告は一切ありません。「チョコレートのような栄養価の高い食べ物は、体内にエネルギーがたまって、そのはけ口として鼻血が出る」というような噂話が一人歩きしてしまったのかもしれません。しかし、チョコレートには血行をよくする物質が含まれているので、可能性がゼロとはいえません。食べすぎには注意しましょう。

【謎2】チョコレートを食べると太るの?

 この「誤解」に挑んだ実験があります。昭和女子大学大学院の木村修一教授(*)の実験では、標準飼料育ちのラットと、飼料のエネルギーの20%をチョコレートに置き換えたラットを比較した場合、カロリーが同じなら体重の差はなく、肥満も見られませんでした。肥満になる直接の原因は病的な原因がないかぎり過食にあります。つまり。摂取エネルギーが消費エネルギーを超えると余分なエネルギーが脂肪として蓄積されるのです。よってチョコレート=肥満、と目の敵にするよりも、全般的な食事内容や摂取カロリーに配慮することが肥満の予防や改善には必要といえるでしょう。

 また、チョコレートにはココアバターという脂肪分が多く含まれています。海外の研究によると、ココアバターはコーン油などの植物油と比較して体内に吸収されにくいというデータがあります。これはココアバターを構成するステアリン酸という脂肪酸が、人間の体に吸収されにくい(吸収率が低い)ことが一因であると考えられます。

*役職名は研究・実験当時のもの。

【謎3】チョコレートで虫歯になるの?

 チョコレートと虫歯は直接関係がありません。それどころか、チョコレートに含まれるカカオマスには虫歯を予防する働きがある、いう画期的な研究結果が発表されているほどです。

 虫歯は歯に付着した歯垢が原因です。歯垢にはたくさんの微生物が棲みつき、酸を作り出します。長時間そのままにしておくと、この酸が歯のエナメル質を少しずつ溶かし、ついには穴が開いてしまいます。これが虫歯です。

 つまり、虫歯を予防するにはチョコレートを控えることは不要であり、正しい歯磨きを習慣づけることが肝要であるといえます。

※3ページ目のチョコレートと鼻血、肥満、虫歯に関する真実は、明治 チョコレート検定委員会監修『チョコレート検定 公式テキスト』(学研プラス)180~181ページからの転載です。

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