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終末期の人との接し方 相手が望む話の聞き方とは?

「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」著者に聞く(2)

 西門和美=フリーライター

相手の「そうなんです」を引き出す対話を

 話を聞いてもらい、「私のことを分かってくれた」と感じたときに表れる一つのサインがある。「そうなんです」という言葉だ。

 「例えば『昨晩眠れなかったんです』と打ち明けられたとき、『分かりました。睡眠薬をお渡ししますね』と矢継ぎ早に返されても、言われた方はきっとあまりうれしくはない。『私の苦しみを分かってくれた』とは思いにくく、『そうなんです』の言葉は引き出されません」

 しかし、例えば次のような会話が交わされたら、「私のことを分かってくれた」と思う可能性もあり、苦しみが少しやわらぐかもしれない。

 「昨晩眠れなかったんです」

 「昨晩眠れなかったんですね」

 「そうなんです。隣の人が一晩中うるさくて」

 「隣の人が一晩中うるさかったのですね」

 「……(沈黙)。家族のことが心配になって、夜も眠れなくなってしまったんです」

 「ご家族のことが心配なんですね」

 「そうなんです」

 こちらの会話のほうが「分かってくれた」という思いが感じられるのではないだろうか。

 このケースで行われているのは、(1)相手が伝えたいことをキャッチする(2)伝えたいことを言語化して反復する--ということ。相手が「分かってくれた」と感じ「そうなんです」という言葉を発するためには、こうしたコミュニケーションが大切なのだ。

小沢さんの資料をもとに編集部が作成(一部改変)
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