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潮田玲子さんが発表!健康経営銘柄に伊藤忠やワコールが初選出

ローソン、花王、JALなど14社が2年連続で選ばれる

 中西奈美=日経Gooday

写真右から、「健康経営銘柄2016」を発表した元バドミントン日本代表選手の潮田玲子さん、経済産業大臣政務官の星野剛士さん、東京証券取引所代表取締役の宮原幸一郎さん。
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 経済産業省と東京証券取引所は1月21日、従業員などの健康管理・健康増進に取り組む企業を選定し、「健康経営銘柄2016」として、伊藤忠商事やローソン、ワコールホールディングスなど25社を発表した。

 健康経営銘柄2016の発表会では、元バドミントン日本代表選手の潮田玲子さんがプレゼンターとして登壇。選定された企業を発表した。

 健康経営銘柄の公表は2015年3月に続いて2回目。企業理念に基づいて従業員への健康投資を行うことは、「従業員の活力向上」や「生産性の向上」という点で会社組織を活性化し、業績の向上、さらには投資家からの理解と評価を得られることで株価の上昇にもつながるとして始まった。

 今回、東証に上場している会社3605社(2015年9月1日時点)に対して「健康経営度調査(従業員の健康に関する取り組みについての調査)」を実施し、回答があった561社の中から、東証の業種区分ごとに1社ずつ(業種の中で最も健康経営に優れた会社として)健康経営銘柄に選んだ(表1)。

表1◎ 「健康経営銘柄2016」に選ばれた25社
企業名業種
住友林業建設業
ネクストサービス業
アサヒグループホールディングス食料品連続
ローソン小売業連続
ワコールホールディングス繊維製品
花王化学連続
塩野義製薬医薬品
テルモ精密機器連続
コニカミノルタ電気機器連続
東燃ゼネラル石油石油・石炭製品連続
ブリヂストンゴム製品連続
TOTOガラス・土石製品連続
神戸製鋼所鉄鋼連続
リンナイ金属製品
川崎重工業輸送用機器連続
IHI機械
トッパン・フォームズその他製品
伊藤忠商事卸売業
リコーリースその他金融業
大和証券グループ本社証券・商品先物取引業連続
東京海上ホールディングス保険業
フジ住宅不動産業
東京急行電鉄陸運業連続
日本航空空運業連続
SCSK情報・通信業連続
健康経営銘柄2016に選ばれた企業の代表者。
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 健康経営銘柄は、前回の22社(業種)から、3社増え25社になった。ローソンやテルモなど14社が連続で選定され、伊藤忠商事や塩野義製薬、ワコールなど11社が初めて選ばれた。

 選定は、アンケート調査の回答を「経営理念・方針」「組織体制」「制度・施策実行」「評価・改善」「法令遵守・リスクマネジメント(*)」という5つのフレームワークごとに点数化し、ふるいにかけた。上位20%(114社)に入る会社を「健康経営に優れた企業」として選び、さらに、財務面でのパフォーマンスについて、過去3年間の自己資本利益率(ROE)が業種平均もしくは8%以上を基準とした。

*法令遵守やリスクマネジメントに違反がある会社は、点数に関係なく、候補から除外した。

 なお、現在、東証が区分を定めている業種は33。選定されなかった業種には、「水産・農林業」「鉱業」「電気・ガス業」「銀行業」などがある。「健康経営度調査に回答し、業種の中で最も健康経営に優れた会社であってもその点数が上位20%に入らなかったケースや、全く回答がなかった業種もあった」と経産省の担当者は明かす。「健康経営銘柄は、『業種につき1社』という狭き門になってしまうが、会社同士が互いに高め合うようなきっかけになってほしい」と同担当者は期待を寄せている。