「うがい」や「かぜ・インフルエンザ」にまつわる話題を発信するサイト「明治カバくんうがいラボ」は、受験とインフルエンザに関する実態調査(調査期間:2015年12月28日~30日)の結果を発表した。それによると、かぜ対策を行っている受験生は、対策に注意を払っていない受験生と比べ、第1志望校の合格率が高いという。
過去2年以内に大学を受験した男女412人のうち、7割以上(71.4%)が大学受験の際、「試験に向けた体調管理として特にうがいや手洗いなどかぜ・インフルエンザ対策を実践した」と答えた。このうち、第1志望校に合格した割合は28.3%で、志望校ではないところに合格した21.7%を1.3倍上回った(図1)。
インフルエンザ・かぜ対策の主流は「手洗い」「うがい」
受験シーズン中にかぜ・インフルエンザ対策として行ったほうがよいと思うことを挙げてもらったところ、「手洗い」(89.1%)が1位、「うがい」(85.7%)が2位となり、これに「マスクの装着」(80.8%)、「予防接種」(73.5%)が続いた(図2)。
行った方がよいと思いながらも、実際に行った割合との差が最も大きい対策は「うがい」(実行率60.9%)で、24.8ポイントの開きがあった。「手洗い」「マスクの装着」「予防接種」も現実とのギャップが大きく、行った方がよいと思っている割合より実行率がそれぞれ18.7ポイント、20.6ポイント、11.6ポイント下回った。
- 次ページ
- かぜ対策は必要ないと答えた人の合格率