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頼りになる!歌舞伎町の「深夜薬局」

夜8時から朝9時まで営業、処方箋調剤にも対応

 内山郁子=日経Gooday

 病院を受診して処方箋を受け取ったのに、調剤薬局に行きそびれたまま夜になってしまった。頭痛がひどくて「ロキソニンS」を飲みたいのに、夜にドラッグストアに行ったら「もう薬剤師は帰宅したので売れません」と断られた…。こんなときに頼りになるのが、夜遅くまで開いている薬局だ。

 そんな「深夜薬局」の一つが、“眠らない町”新宿・歌舞伎町にある「ニュクス薬局」。ニュクスとは、ギリシア神話の「夜の女神」のことだ。日、月を除く毎日夜8時から翌朝9時まで、処方箋の調剤や市販薬の販売を行っている。

ニュクス代表取締役社長でニュクス薬局管理薬剤師の中沢宏昭さん

 薬剤師の中沢宏昭さん(37歳)が、歌舞伎町に薬局を開いたのは2年前。薬剤師になったころから、「35歳で独立」を目標に薬局を開く準備を進めてきた。「以前勤めていた薬局で、夜に働く人でも行きやすい深夜営業の薬局を繁華街に開く計画があり、いいアイデアだなと思っていたんです」と振り返る。

 周囲はきらびやかなネオン街だが、ニュクス薬局の外観や内装は、ごく普通の調剤薬局だ。解熱薬や抗うつ薬、睡眠薬などの医療用医薬品を約400品目備蓄しており、市販薬は約60品目を取り扱っている。新宿・渋谷には3軒、深夜まで診療を行うクリニックがあり、処方箋の大半はそれらのクリニックを受診した患者が持ってくる。

 一方で、「夜に営業している薬局」をインターネットで調べて、遠方から来る患者もいる。「若い女性が震えながら処方箋を差し出すので、『寒いのかな、かぜだろうか』と思って処方箋を見たら、出されていたのは口唇ヘルペスの薬。結婚式を控え、少しでも早く治したいと、夜に開いている薬局を探して来たそうです。でも、夜の街を一人で歩いたので、怖くて震えていたんですね」(中沢さん)。一人で帰すのが心配になり、駅まで送っていったら、結婚式を終えた後、妹さんと2人でお礼に来たそうだ。

滋養強壮剤の「ボトルキープ」も

 市販薬の品揃えも豊富で、薬剤師でないと販売できない第一類医薬品の鎮痛薬「ロキソニンS」、胃腸薬「ガスター10」、アレルギー鼻炎薬「アレグラFX」、膣カンジダ再発治療薬「エンペシドL」などがずらりと並ぶ。要指導医薬品で劇薬の勃起障害・射精障害改善薬「ガラナポーン」が買えるのも、薬剤師が常駐する薬局ならではだ。

常連客の名前を記した滋養強壮剤がずらりと並ぶ

 ニンニク抽出液や肝臓分解エキスなどを配合した滋養強壮剤「キヨーレオピンW」も人気商品だ。調剤室の窓枠には、常連客の名前が書かれた薬のボトルがずらりと並ぶ。「ボトルキープ、のようなものです。出勤前に薬局に立ち寄り、薬液を詰めたカプセルを、ドリンク剤でぐいっと飲んでいく常連さんが多いんです」と中沢さんは言う。

 漢方薬の取り扱いが多いのも特徴で、「かぜの引き始めにはこの薬、こじらせたらこちらと、お客さんの体質や体調に合わせてお薦めしています」と中沢さん。二日酔いの予防や、二日酔いのつらい症状の緩和に向く漢方薬もあるという。深夜の「困った!」を相談できる薬局、覚えておいて損はないだろう。

ニュクス薬局

住所:東京都新宿区歌舞伎町
2-38-1 三実ビル1F
 (JR新宿駅から徒歩7分、西武新宿駅から徒歩2分)

営業時間
火~土曜日 夜8時~翌朝9時
 (祝日・祝前日は休まず営業)

定休日:日・月曜日

ニュクス薬局のホームページhttp://nyx-yakkyoku.com/

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