2025年に認知症患者数が700万人を超えると推計される中、日清オイリオグループの「中鎖脂肪酸 認知症リスク対策PJ(プロジェクト)」が実施した認知症予防に関する意識調査(調査期間:2015年7月21日~22日)の結果によると、40歳以上の約8割がもの忘れやど忘れを自覚し、昔のことだけでなく直前に考えたことを思い出せない場合も多い。
全国の40~69歳の男女1200人を対象にアンケートを行ったところ、79.5%がもの忘れやど忘れをすることが「ある」(「よくある」と「たまにある」の合計)と答え、その頻度は「週1回以上」が過半数(55.5%)を占めた(図1)。
どんなことを思い出せない?
具体的に、どのような内容のもの忘れやど忘れをするか尋ねると、「ドラマや映画のタイトルが思い出せない」(62.5%)と「何かをしようと思って立ち上がったのに、何をしようとしたのか忘れた」(59.4%)が特に多く、「簡単な漢字が思い出せない」(43.9%)が続いた(図2)。
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- どのようなときに「歳」を感じるか