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COML患者塾

医療機能の分化って? 医療機関・介護施設の種類を解説します

【話題提供】山口 育子 (COML理事長)

 NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

医療機関
地域包括ケア病棟 高度急性期・急性期病院から急性期を脱した患者の受け入れ、在宅や施設入所者の急性増悪の受け入れをし、60日を限度とした入院治療やリハビリテーションによって在宅復帰支援をおこなう病棟。対象となる患者の重症度、医療・看護必要度による評価要件がある。また、在宅復帰支援の担当者(MSW)、病棟に常勤の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が1名以上配置され、リハビリテーションや薬剤料などの診療にかかわる費用は包括されている。
回復期リハビリテーション病棟 急性期の治療が一段落し、早い段階から集中的なリハビリテーションをおこない、家庭復帰を積極的にはかることが目的の病棟。脳血管疾患、骨折、神経や靭帯の損傷など、疾患ごとに回復期リハビリテーションの対象となる期間(発症から○ヵ月以内など)が定められている。
療養病棟 症状が比較的安定し、長期の入院療養が必要な患者のための病床。療養病床が集まった病棟を療養病棟と言う。現在は、療養病床は医療保険適用のものと、介護保険適用(介護療養型医療施設)のものに分かれる。
緩和ケア病棟 がんと後天性免疫不全症候群(AIDS)の患者を対象とし、痛みをはじめとするさまざまな苦痛を緩和することが目的の病棟。キリスト教的な影響がある緩和ケア病棟は「ホスピス」、仏教的影響が及ぶ緩和ケア病棟は「ビハーラ」とも称されている。ホスピスの由来は、中世ヨーロッパで旅の巡礼者を宿泊させた小さな教会。ビハーラも元はサンスクリット語で寺院、僧院を指す。
有床診療所 20床未満の入院ベッドを持っている診療所。
在宅療養支援診療所 地域において在宅医療を支える24時間の窓口として、他の病院、診療所などと連携を図りつつ、24時間往診、訪問看護などを提供する体制をとっている診療所。
在宅療養支援病院 200床未満か半径4㎞以内に診療所のない地域において、在宅療養支援診療所と同様に、在宅医療の主たる担い手となっている病院。
強化型在宅療養支援診療所・強化型在宅療養支援病院 (1)在宅医療を担当する常勤の医師が3名以上配置、(2)過去1年間の緊急の往診の実績が5件以上ある、(3)過去1年間の在宅における看取りの実績が2件以上ある在宅療養支援診療所や在宅療養支援病院。地域において在宅医療を支える24時間の窓口として、他の病院、診療所などと連携を図りつつ、24時間往診、訪問看護などを提供する診療所。または、診療所のない地域において、在宅療養支援診療所と同様に、在宅医療の主たる担い手となっている病院。
在宅療養後方支援病院 200床以上の病院で、緊急時に入院を希望する病院としてあらかじめ届け出ている患者が緊急時に陥ったときいつでも対応し、必要があれば入院を受け入れる。入院希望患者に対して在宅医療を提供している医療機関と連携し、3月に1回以上、診療情報の交換をしていることが条件。
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