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COML患者塾

これでわかる! 医療費の領収書

【話題提供】山口 育子 (COML理事長)

 NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

 一方、特定疾患療養管理料は、いわゆる慢性疾患の患者を診療所と200床未満の病院が診たときに請求可能な管理料です。月2回まで請求され、診療所は225点、100床未満の病院は147 点、100床以上200床未満の病院は87点です。

 これは管理料単独の点数なので、薬が処方されれば出来高払いで投薬の請求がおこなわれます。院外処方の場合は処方せん料が請求されますが、この管理料を請求している患者に投薬した場合は、処方料や処方せん料に加算もつけられるのです。管理料自体は、診断から1ヵ月が経っていないと請求されませんが、処方料や処方せん料への加算は初診時から請求可能となっています。

 これだけ見れば、一見、慢性疾患は大病院に行ったほうがお得感があるかもしれません。しかし、今後ますます医療機関の機能分化は進み、大病院を受診するには紹介状が不可欠になってきます。そうすれば、どのような病気のときでも必要に応じて紹介してくれるかかりつけ医の存在は大切になります。現在、受診する必要のない元気な人も、インフルエンザの予防注射や健診を利用して自分にあったかかりつけ候補を探しておくと、いざというとき慌てずに済むのではないかと思います。

(2015年3月15日開催)

「賢い患者になりましょう」を合言葉に、患者が自立・成熟し、主体的に医療に参加することを目指して1990年に設立。患者と医療者が対立するのではなく、“協働”する医療の実現を目的としている。患者の悩みに対する電話相談、各種セミナー・講座などに積極的に取り組んでいる。

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