ちなみに肺腺がんは、ジーンクエストは1.88倍で(写真6)、データの信頼性は4段階中で最も高い。調べているSNPは2つで、 rs10937405とrs2853677だ(写真7)。一方、マイコードは1.66倍でこちらも論文評価レベルは3段階中で最も高い。調べているSNPは3つで、ジーンクエストの2つに加えてrs7216064を解析対象に含んでいる。リスクの数値は微妙に異なっているが、ほぼ近似だった(写真8)。
ジーンクエストのサービスにはこの他に、祖先解析(ミトコンドリアハプログループ解析)というメニューがある。細胞内のミトコンドリアDNAの配列を調べて母系の祖先がどこから来たか(ハプログループ)を調べるものだ。私の結果は写真9、10の通り。ま、これはお遊びだろうが、兄弟で(あるいは母親と)違う結果だと問題になるかも。
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- 「遺伝子」という名称に惑わされている