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「わたしも、がんでした」

もしも、がんになったら…病院でどう行動すればよい?

病院編 がんと共に生きる、働く時代がやってきます(6)

 堀田 知光=国立がん研究センター理事長

 かつて、日本では「ひとりの医者に治療を任せたら、任せきり。そうしないとお医者さまに失礼だ」という慣習がありました。でも、いまは時代が違います。医師はそれぞれの専門性に基づいて、病気や治療方針について、さまざまな角度から診療方針や治療の選択肢を検討します。病気の理解が進んだり、提案された治療について納得につながることもあります。効果的にセカンドオピニオンを活用しましょう。

図1◎ セカンドオピニオンを受けるときの流れと心がけておきたいこと
参考:「セカンドオピニオンを活用する」(がん情報サービス より)
[画像のクリックで拡大表示]

 それに、そのときの最適な治療方法を、当事者である患者さんご自身が主体的に選択に関わっていけるのは、医療スタッフにとっても重要なプロセスなのです。医療者と対話に基づく信頼関係をつくることで、安心して医療を受けることができるからです。

国立がん研究センターがん対策情報センター編
『わたしも、がんでした。 がんと共に生きるための処方箋』 (日経BP社、2013年9月発行)より転載


堀田 知光(ほった ともみつ)さん
国立がん研究センター理事長
堀田 知光(ほった ともみつ)さん 1969年名古屋大学医学部卒業。独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター院長などを歴任後、2012年より現職。厚生労働省「未承認薬使用問題検討会」座長ほかさまざまな政府委員も務め、ドラッグラグ解消やがん登録推進などの課題にも積極的に取り組んでいる。

『わたしも、がんでした。 がんと共に生きるための処方箋』
(国立がん研究センターがん対策情報センター編、日経BP社)好評販売中

 医学の進歩によって、「がん=迫りくる死」ではなくなっています。実はかなり多くの人が、がんと共に社会で暮らしています。しかし、がんと共に生きることや働くことは、日本社会ではまだまだ普通のことと思われていません。がんと共に生きるとは、働くとは実際にはどういうことなのか。それを知っていただくために、本書ではがんに関わる当事者の方々に語っていただきました。─「はじめに」より

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