そもそも高血圧は“サイレントキラー”の代表といわれる。血圧は200mmHgぐらいまで上昇すれば、めまいや頭重感などの自覚症状が出てくるが、140mmHgや150mmHgの段階では、症状は出ない。そのため、薬を飲みたくない人・自分が病気だと思いたくない人は多く、人間ドック学会の“基準範囲”に飛び付いた可能性もあるという。だが、音もなく動脈硬化が進行し、ある日突然脳卒中や心筋梗塞、腎臓病に至るリスクを避けようと思ったら、血圧は「収縮期140mmHg未満、拡張期90mmHg未満」に収めておかなくてはならないということが、日本や世界各国の研究から証明されている。
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