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名医が解説! 最新治療トレンド

血栓が肺に飛ぶ「肺血栓塞栓症」、気をつけたい初期症状は?

使いやすい抗凝固薬が治療の主体に

 田中美香=医療ジャーナリスト

飛行機の乗客より入院患者の方が圧倒的に起こしやすい

静脈は全身にあるのに、なぜ下肢の静脈にできた血栓が肺動脈を塞ぐのですか。

山田 下肢は、上半身よりも重力がかかって静脈血がよどみやすいからです。歩行中は、ふくらはぎの筋肉が収縮・弛緩を繰り返し、静脈をギュッと圧迫して血液を押し流す「筋肉ポンプ」が働きます。ところが、長時間じっとしていると筋肉ポンプが働かないため、静脈の血液がよどんで血が固まりやすくなります。血の塊ができた状態で急に下肢を動かすと、筋肉が収縮して血栓がはがれ、血流に乗って肺まで飛んで行って血管(肺動脈)を詰まらせてしまいます。これが飛行機で起こると、エコノミークラス症候群(ロングフライト症候群)と呼ばれます。


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