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名医が解説! 最新治療トレンド

不眠と睡眠薬、上手に付き合うには?

「薬の減量はゆっくり」が基本、自己判断は禁物

 田中美香=医療ジャーナリスト

最近、いくつかの睡眠薬が新たに「向精神薬」に指定されたと聞きますが、「向精神薬」に指定されると何が変わるのでしょうか。

伊藤 新たに向精神薬(*8)に指定されたのは、エチゾラム(商品名デパスほか)やゾピクロン(商品名アモバンほか)ですね。エチゾラムはベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、抗不安作用があるため、抗不安薬(不安などの心理的・身体的症状の治療に作用する薬)としても使われます。他のベンゾジアゼピン系と同じように半減期が短く、急にやめるとリバウンドして不安が生じます。また、さまざまな診療科で処方されるため、薬物乱用目的で不正に入手されやすいという問題もありました。こうしたことから、2016年9月に第三種向精神薬に指定され、一度に30日分しか処方できなくなりました。ゾピクロンも同様です。いずれの薬も、不眠症に使うには優れた薬で、今もよく用いられています。適切に使うことが大切なだけで、決して怖い薬ではありません。


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