日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > 医療・予防  > 季節の病気を上手に防ぐ  > 「男の手荒れ」をケアしよう  > 2ページ
印刷

季節の病気を上手に防ぐ

「男の手荒れ」をケアしよう

イクメン・団塊世代のためのハンドケア入門

 田中美香=医療ライター・ジャーナリスト

正しいハンドクリーム選び ~成分の濃度が高ければ良いわけではない

 手荒れへのセルフケアといえば、まず思い浮かぶのが、ハンドクリームだ。皮膚にうるおいを与える成分は、「皮脂膜」「天然保湿因子」「細胞間脂質」の3つに大別される(図1)。

図1◎ 皮膚に潤いを与える3つの成分
皮膚にうるおいを与える成分は、「皮脂膜」「天然保湿因子」「細胞間脂質」の3つに大別される。
[画像のクリックで拡大表示]

 ハンドクリームには、これらを補う成分が配合されているが、尿素、セラミド、ワセリンなど、種類が多すぎて選びかねてしまう人も多いだろう(表1)。

表1◎ 保湿剤(ハンドクリーム)の主な成分
尿素系角質の水分を守るとともに、乾燥した肌をしっとりと保つ効果がある。亀裂が入る前の軽症の段階で効く。
セラミド系角質層の細胞の間に存在する「細胞間脂質」の一つ。水分を保ち、外部からの刺激から皮膚を守る。保湿効果も高い。
ヘパリン類似物質水分を保持する働きがある。塗った時にしみにくく、高い保湿能力を持つ。皮膚科では「ヒルドイド」がよく処方される。
油脂系油分で肌に膜を作り、水分の蒸発を抑える。白色ワセリンなどが販売されている。
ビタミン系ビタミンA、Eなどが含まれ、血行促進効果がある。

 「手荒れの症状が軽い場合は、基本的にはどのタイプのハンドクリームを選んでも大丈夫です」と太田氏はアドバイスする。例えば、天然保湿因子に含まれる尿素入りのハンドクリームは、皮膚にしっとり感を与える。多くの商品には「尿素〇%配合」といった表示がしてあり、基本的には、含有量が多いほど効果も高い。

 ただし、手荒れがひどくなり、亀裂が入っているような場合は、注意が必要だ。「亀裂が入るほど荒れてしまったら、濃度の高い尿素は傷口にしみて痛みを感じてしまいます。そうした状態の患者さんに、病院では尿素軟膏を出すことはありません」(太田氏)。

 ひどく悪化した手荒れに対して、病院で一般的に処方されるのはステロイド剤の軟膏だ。亀裂が入った状態になると、ステロイド剤を含む薄いテープを巻いて、治るのを待つことになる。顔と違って、手の皮膚には厚みがあるので、短期間であれば、比較的効き目が強いタイプのステロイド剤を使っても問題ないという。

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 青魚のDHAやEPAで、血管を若返らせて、メタボも抑制!

    サバ、イワシなどの「青魚」の健康効果が注目されている。青魚にたっぷり含まれるDHAやEPAは、血管を若返らせ、メタボを抑制したり、認知症のリスクを下げる効果も期待できる。手軽に食べられる「サバ缶」や「イワシ缶」も人気で、カルシウムもしっかりとれるため、骨粗鬆症の予防にもなる。

  • 老化を左右する血管! 若返りのポイントは?

    体の中に縦横無尽に張り巡らされた「血管」をよい状態に保つことは、健康を維持するため、そして老化を防ぐために極めて重要だ。では、強い血管をキープし、老化した血管を若返らせるには、何をすればいいのだろうか。本特集では、2万例を超える心臓・血管手術を手がけてきたスペシャリストに、血管の若さを維持する秘訣と、血管を強くする運動法・食事法を聞いていく。

  • つらい「肩こり」は動的ストレッチで解消!

    肩こりの原因の大半は、生活習慣。すなわち、不自然な姿勢で過ごすことや、たとえ良い姿勢であっても長時間続けてしまうことが、首や背中の筋肉を緊張させ、筋疲労を引き起こす。この記事では、肩こりに関する記事の中から重要ポイントをピックアップして、肩こりの解消方法をコンパクトに紹介していく。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2019 Nikkei Inc. All rights reserved.