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季節の病気を上手に防ぐ

ひどい日焼けで肌が真っ赤に! 冷やしても痛みが引かないときは…

薬局の「あの飲み薬」が効果的

ひどい日焼けにはロキソニンやバファリンもお薦め

 一般的に日本人がサンバーンを起こすのは、晴れた夏の昼間に、20分、日光に当たった時。この時の紫外線量を、最少紅斑量という。最少紅斑量の日光に当たると、およそ4時間後に肌がヒリヒリし始め、24時間でピークに達する。

 日焼けは一種のやけどだ。紫外線のうち、特にUVBに大量に当たるとDNAがUVBを吸収して傷ついてしまう。その結果皮膚の細胞がダメージを受ける(表1)。真っ赤になる、腫れる、水ぶくれができるなどの炎症は、体が一生懸命回復しようとするために起こる反応だ。

表1 紫外線にはどんな種類がある?
  UVA
(紫外線A波)
  • 紫外線の約9割を占めるが、UVBほど作用が強くない
  • 物質を透過しやすく、窓ガラスも通り抜ける
  • 皮膚の奥まで届き、コラーゲンを変性させてシワ・たるみの原因となる
UVB
(紫外線B波)
  • 紫外線のうち約1割に過ぎないが、作用が強い
  • 皮膚の表面で吸収され、サンバーン・サンタンを起こす
  • シミ・そばかす、皮膚がんの原因にもなり得る
その他
  • オゾン層で吸収されて地表までほとんど届かない
  • 「UVC」(紫外線C波)のほか、目に見える「可視光線」、目に見えない「赤外線」などがある

 日焼け後のケアは、やけどと同じと考えるとよい。屋外にいるうちからヒリヒリし始めたら、「マズいことになる」というサイン。氷がなければ、ぬれタオルを当てて扇風機に当たるだけでもいいので、まずは冷やすことが第一だ。少し冷やして落ち着けば病院まで行く必要はないが、水ぶくれができたら受診をお勧めしたい。「水ぶくれに対しては、皮膚に穴をあけて水を出す処置を行います。ただ、それは皮膚科で行うものなので、安易に自己流で済ませないように」(上出氏)。

 ひどい日焼け(サンバーン)で皮膚科を受診すると、抗炎症薬であるステロイドの塗り薬・飲み薬を処方されることが多い。だが、日焼けをどう治療するのが最適か、という点について確固たる論文は少なく、日焼けしてからステロイドを使っても効果がないとする説もある。ひどい日焼けの応急処置として、上出氏が薦めるのは「非ステロイド系の痛み止めを飲むこと」だ。

 「ステロイドを使えば多少は腫れがひきます。でも、それよりも意外と効くのが非ステロイド系の消炎鎮痛薬です。夕方からヒリヒリし始めたら、市販薬のロキソニンやバファリンを飲むといいでしょう。痛みも炎症も、少しは治まります。完全ではありませんが、何もしないよりは効果があります」(上出氏)

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