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季節の病気を上手に防ぐ

水虫治療をめぐる5つの誤解

正しい治療で水虫とさよならしよう

 田中美香=医療ジャーナリスト

ジメジメとした湿気が気になりだす6月。水虫治療薬のTVコマーシャルを見ては「今年も水虫の季節か…」とゆううつになる人も多いだろう。水虫は日本人の4~5人に1人が持っている身近な病気でありながら、なかなか完治せずに毎年この季節になると繰り返す人が後を絶たない。水虫にまつわる誤解や治療のポイントを、東京女子医科大学皮膚科学教室准教授の常深祐一郎氏に聞いた。正しいケアで、今年こそ水虫を退治しよう。

裸足で過ごす場所に水虫あり

気になる水虫、今年こそなんとかしたい。(©paisan changhirun-123rf)

「お父さんの水虫、うつっちゃったじゃない!」

 夏が近づくと聞こえてくる家族の怒りの声。風邪ならここまで罵倒されずに済むのに、水虫となると話は別だ。水虫は数ある身近な病気の中でも、特にうつされたくない感染症の一つといえるかもしれない。

 水虫は、白癬菌というカビ(真菌)の一種が、皮膚の角質層に感染して起こる病気だ。足にできる水虫を足白癬、爪の中に入り込んだものを爪白癬という。感染すると、足の裏に小さな水ぶくれができたり、足の指の間の皮がふやけたりする(表1)。

表1 足にできる水虫の種類
種類特徴
趾間型最も多いタイプ。足の指の間がふやけて皮がむけたりする
小水疱型小さな水ぶくれができる。つぶれてジュクジュクすることもある
角化型かかとの角質が固くなるもので、頻度としては少ない。加齢や乾燥のせいだと思って見過ごしやすい
爪白癬爪が白・黄色に変色して分厚くなり、ポロポロと崩れる
※いずれか一つとは限らず、複数が混じることもある

 白癬菌が足に付着しやすい場所は、大勢の人が裸足で利用するプールや温泉、スポーツジムなど。床に落ちた菌を踏んで、足についたまま1日も放置すれば、感染する可能性がある。

 続いて起こるのが、家庭への“お持ち帰り” である。菌を踏んで家まで持ち帰った人が、家中に菌をデリバリーして家族が感染し、症状が出始めて犯人がののしられる…という図式だ。

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