日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > からだケア  > 女性のための「医療・健康」の話  > 小顔の女性は要注意!? 睡眠時無呼吸症候群
印刷

女性のための「医療・健康」の話

小顔の女性は要注意!? 睡眠時無呼吸症候群

やせている人、小顔の人にも少なくない「睡眠時無呼吸症候群」

 塚越小枝子

最新の睡眠脳波検査で、中等度の睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)の疑いがあることがわかった日経ウーマンオンライン編集部のO。従来、SASといえば肥満男性の病気というイメージがありましたが、実際にはOのように女性にもあり、人知れず悩んでいる女性は少なくないのだとか。「RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック」院長・白濱龍太郎先生に、SASについて詳しく聞いてみました。

いびきをかく人、日中眠い人は睡眠時無呼吸症候群の疑いあり?

やせ型でもともと骨格の小さい人や顎が小さく奥まっている人も気道がふさがりやすく、SASになりやすい。(©Shao-Chun Wang-123RF)

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり(無呼吸)、止まりかける状態(低呼吸)が繰り返される病気。SASの人は睡眠中のいびきを人から指摘されたり、自分でも睡眠途中で目覚める、眠れないなどの症状を自覚することが多いようです。編集Oも日頃から次のような症状を自覚していました(SASと明らかに関係がある=、関係がある可能性がある=、白濱院長による)。

  • 寝言が多い 
  • いびきをかく 
  • 昼食後に眠くなる 
  • 飲酒すると眠くなり、宴会や接待の席でも寝てしまうことが多い 
  • 電車やバスなど、乗り物に乗るとすぐ眠くなる 
  • 人によく「疲れているね」と言われる 

 昼食後の眠気は、誰でも起こる生理的な現象で、程度の差はあるかもしれませんが、これがあるからといって異常とはいえません。また、飲酒時の居眠りも直接SASによるものというわけではなさそうです。「われわれが居眠りをするときは副交感神経優位になっていますが、アルコールを摂取すると、最初はリラックス(=副交感神経優位)しますが、1~3時間(個人差があります)後に交感神経が優位になります。そのため、宴たけなわで寝てしまい、数時間後にすっきり目覚めることがあるかもしれません」(白濱院長)。

 寝言は、それのみでは異常ではありませんが、レム睡眠(夢を見る浅い睡眠)の際に出ることが多く、何らかの原因で睡眠が浅くなっている可能性があります。SASは、眠りが浅くなるので、そのために寝言が多くなることは考えられます。

 いびきや日中の疲れなどは明らかにSASが関係していて、SASの人は眠りが浅いことから、朝起きたときに頭痛がしたり、眠気やだるさで日中の活動にも支障が出てくることはよく知られています。

 「SASの人は一般の人に比べて交通事故のリスクが数倍高くなるといわれています。仕事上のミスにもつながったりしますので、影響は決して少なくありません」(白濱院長)。

 こうした状態を放っておくと、大事故につながりかねないばかりか、睡眠の質が悪くなって「むずむず脚症候群」などの神経過敏症状を引き起こしたり、血中の酸素濃度低下を繰り返すために、高血圧や心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの合併症を招くこともあるのです。

やせている人、小顔の人にも少なくない

 SASの多くは、空気の通り道である気道が完全または部分的に閉じてしまうことによって起こります。そのため肥満の人や首が短くて太い人に多いのですが、やせ型でももともとの骨格が小さい人や、顎が小さく奥まっている人も、構造上、気道がふさがりやすくなります。

 従来、肥満男性に多いといわれていたSASのとらえ方は変わってきていて、やせている人や小顔の女性にも少なくないのです。

1/2 page

最後へ

次へ

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 歩くだけではダメ? 失敗しない運動習慣の作り方

    「ひと駅前で降りて歩く」「テレビを見ながら軽い筋トレをする」…これをもって「運動習慣がある」と思っている人は意外と多い。しかし、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは「強度の低い運動、筋肉がつかないような運動は、いくら続けても十分な成果が得られません」と断言する。では、健康診断で引っかかった数値を改善したり、カロリーを消費して減量したり、病気を予防するといった目的を達成するためには、どのような運動をすればいいのだろうか?

  • 認知症のリスクを下げる食事のポイントは?

    近年の研究から、認知症リスクは生活習慣によって大きく変わることが分かってきた。中でも重要なのが食生活だ。米国の最新食事法をきちんと実践した人は、認知症の発症リスクが最大53%低かったという驚きの結果も出ている。では、具体的にどのような食生活にすればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、最新研究に基づいた「認知症を遠ざける食事」のポイントを紹介しよう。

  • 宴会で「尿酸値・血糖値・中性脂肪」を上げない賢い飲み方

    年末年始や年度の変わり目など、宴会が増える季節に、楽しくお酒を飲みながらふと頭をよぎるのが、「体重の増加」と「気になる検査値への影響」ではないだろうか。暴飲暴食が続くとさまざまな検査値に影響が及ぶ。今回は、働き盛りの世代に身近な「尿酸値」「血糖値」「中性脂肪」を上げないための、宴会での上手な飲み方・食べ方のコツをまとめた。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

人生100年時代プロジェクト

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.