睡眠検査で睡眠時無呼吸症候群と判明!
睡眠検査体験で分かった驚愕の事実! あなたの眠りは大丈夫?
塚越小枝子
猛暑が過ぎ、涼しくなる秋は1年のうちでも最も眠りやすい季節といわれます。とはいえ、何かと多忙で、過ごしやすい秋の夜長はついつい夜更かししてしまいがち、という人も多いもの。10月10日は「ふとんの日」ということで、日経ウーマンオンライン編集部のOとライターのTが日頃の睡眠をチェックしてみました。
数十項目のデータが一度に測定できる最新の機器で睡眠の傾向をチェック
普段はわからない、睡眠中の体の状態がチェックできると聞いて訪れたのは「RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック」。2013年6月から、最新の睡眠脳波検査器Alice6を日本で初めて導入した施設です。
どんな検査をするんだろうと、ちょっとドキドキしながら待っていると、早速、検査室に通され、計測の準備。
9つある検査室はとてもきれいで、各室エアコン、シャワー室とアメニティ、サイドデスクを備えています。まるでホテルみたい。抗菌羽毛ふとんと傾斜角度がつけられるベッド、5mm単位で高さ調節が可能な枕まで、極力、自宅と同じような寝やすい環境に近づけるよう配慮が行き届いています。
通常、19時までに受付して、シャワー等の準備をし、21時頃から夜間(もしくは状況に応じて日中)、睡眠中の脳波を6時間以上計測して解析を行います。「出張のついでにビジネスホテル代わりに泊まって検査をされる方もいますよ」と院長の白濱龍太郎先生が話してくれました。
着替えを済ませた後、いよいよ計測器を取り付けます。頭部から脳波を測定するだけでなく、最大で50カ所に電極を取り付け、一度に数十項目のさまざまなデータが測定できるのがAlice6の特徴。細かい点まで評価ができるようになって、従来より格段に解析しやすくなったそうです。検査技師さんが慣れた手つきで付けてくれるものの、項目が多いので20~30分かかります。

「それでは、おやすみなさい」。
照明を消して真っ暗にし、就寝。「……なんだか、普段と違う場所だし、いろいろくっついて少し寝にくいかも」と思いつつ、ウトウトと眠りに入りました。途中、何度か目が覚めて寝返りを打ったり、夢を見ていたのを自覚しつつ、寝るだけで検査は終了。うーん。やっぱりいつもより眠りが浅かったみたい。
「検査装置をつけて寝ているために目が覚める回数が増えるという面もありますので、結果は中途覚醒の回数を1割減らして考えるとよいと思います。しかし、そういったバイアスを考慮しても、もともとの睡眠の傾向は、ある程度わかります」(白濱院長)。

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