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人気のスムージー、効果的に摂取するには?

女医が薦めるスムージーの“黄金メソッド”

効果的にスムージーを取る方法とは?(©vanillaechoes-123rf)

 抗酸化作用、デトックス、免疫力のアップといったキーワードで大人気のスムージー。ビタミン類や食物繊維、ミネラルなど不足しがちな栄養素を補えるのが魅力だ。「美容や健康のため」毎日摂っているという人も多いかも知れない。

 でもちょっと待って。

 あなたは、スムージーを本当に効果的な方法で摂れているだろうか。

2〜3カ月続けて、変化を感じてみる

 AACクリニック銀座の院長、浜中聡子先生が、「予防医学」の観点からスムージーを効果的に摂取する方法を紹介してくれた。

 浜中先生が薦めるスムージーの“黄金メソッド”は次のとおり。

スムージー生活 黄金メソッド

  1. 摂取を習慣化する
  2. 摂るタイミング
  3. 作ってすぐ飲む
  4. 食材を効果的に組み合わせる

 スムージーは薬ではないので、即効性があるわけではない。「大切なのは毎日摂ること。“お通じがよくなってきたな”とか、“風邪を引きにくくなったな”といった体調の変化を実感し、キープするためには最低2~3カ月は続けることがお薦めです。習慣化することで免疫力のアップにもつながります」と浜中先生は話す。

 摂取のタイミングは、朝がベスト。

 朝食は、午前中ではなくむしろ午後からのエネルギーチャージとなる食物なので、ここでビタミン類が豊富で抗酸化作用のあるスムージーを摂ることは、とても効果的だ。「朝、必要な栄養素を摂りためておくと、昼、夜の食事バランスが多少崩れても余裕が持てます」と浜中先生。

 「朝起きて、毎日スムージーを作るのは面倒くさい」という人も、頑張って最初は100cc程度から挑戦してみるといいだろう。

 ただ面倒だからといって、前日などに作り置きをするのはNG。生の野菜や果物を使うスムージーは、時間が経つと酸化が進んで栄養価が下がるため、「作ったらすぐ飲む」のが鉄則。少しでも時間をおく場合は、ラップをして直接空気に触れないようにしよう。

同じ食材の組み合わせが食物アレルギーの原因に!?

 一方、意外と知られていないのが食材の組み合わせ方だ。

 スムージーをよく摂る人は、「毎回、同じレシピで作っている」という人も多いはず。実は、これによって「遅延型フードアレルギー」を引き起こす可能性があるため要注意だ。

 遅延型フードアレルギーとは、よく知られている即効型アレルギー(食べ物を摂取してすぐに症状が現れるもの)とは異なり、食物を摂取後、数時間から数週間後に症状が現れる食物アレルギーだ。症状が出にくいため、原因に気づきにくくよく分からないまま不調になる人が多いのが特徴だという。

 しかも、遅延型フードアレルギーの原因として上位にくる食品の中には、

  • 乳製品(ヨーグルト、牛乳、チーズ)
  • バナナ
  • パイナップル
  • スイカ
  • メロン

といった、スムージーの材料として人気のものが多い。

 “体にいいから”と毎日同じ野菜、果物、乳製品などを偏って摂り続けることで、それが逆効果になることも。

 「スムージーのレシピは、最低3つは持ち、できるたけ多種類の食材を効果的に組み合わせるようにしましょう」と、浜中先生はアドバイスする。

糖分は控え、ホットは温めすぎに注意

 スムージーのコンセプトは、フレッシュな野菜、果物の栄養素を“食事”の一環として摂ること。おいしさを追求すると、ついハチミツやシロップなど糖分を加えがちだが、カロリーオーバーには注意したい。

「スムージーは、食材の自然な甘みを生かすのがベスト。どうしても飲みにくい場合は、糖分を加えてもよいですが“ほんのり甘い”程度に抑えましょう」と浜中先生。

 また、野菜や果物の酵素やビタミンCなどを効果的に摂取するには、冷やした状態か常温がベストだが、体が冷えやすい人にはホットスムージーもOK。その場合は、できるだけ栄養素を壊さないよう短時間で温めるのがポイントだ。

 続けて摂ることで、自分の変化を少しずつ実感できるのがスムージーの魅力。

 あなたも、効果的な“スムージー生活”にトライしてみては。

(文=源川 暢子)

浜中聡子さん
AACクリニック銀座 院長
医学博士。国際アンチエイジング医学会(WOSAAM)専門医、米国抗加齢医学会(A4M)専門医など多数の資格を持つ。「健康と美の調和」をコンセプトに、加齢による身体機能の低下に起因する体調不良や、予防医学による健康増進、女性の薄毛や肌の悩みの治療、指導などを行う。著書に「ドクターズ スムージー」(扶桑社刊)などがある。
日経ウーマンオンライン2013年11月18日付け記事からの転載です。