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働くオンナの保健室

かすむ、見えにくい…見え方の異常は目の病気のサイン

老眼、眼精疲労、ドライアイ、緑内障など、40歳前後からは目にご注意

チカチカまぶしい、見えにくい…目の酷使や乾燥が原因かも

 長時間のパソコン作業、コンタクトレンズの使用、エアコンの風などで目を守る涙の状態が不安定になると、ドライアイに。「特に40代以降の女性は涙の量が減少するためハイリスク。目の表面が傷つきやすくなり、最近の研究では不眠やうつとの関連も指摘されている」(山田教授)。

 ドライアイは疲れ目を併発していることが多い。疲れ目は軽視されがちだが、「疲れ目は病気」と山田教授は言う。パソコン画面からのブルーライトも疲れ目の要因だ。

 眼瞼痙攣(がんけんけいれん)はまぶたの開閉に障害が出る。「まぶしい、目が乾くなどドライアイと似た症状もあり、紛らわしい」(山田教授)。

涙の量が減少して目が乾く:ドライアイ

  • 光を見るとまぶしい
  • 目がかゆい
ドライアイ

【原因】ソフトコンタクトレンズの使用、乾燥した環境、まばたきの回数減少で涙の量が減るなど、目が乾いて起きる。また、涙の質の低下も原因。涙は水分、油分、ムチンというたんぱく質の三層で構成されているが、このバランスが崩れると、目の表面に涙がたまりにくくなる。

シルマー検査
涙の量を調べる「シルマー検査」。下まぶたに試験紙をはさむ。水分が5mm以下の位置までならドライアイ。(写真提供/石岡院長)
[画像のクリックで拡大表示]

【治療】「ムコスタ」などのドライアイ用点眼薬で継続的に治療。オフィスではPCメガネをかけるのも有効。それだけで目の周囲の湿度が30~40%アップする。コンタクトは「乾きにくいシリコンハイドロゲル素材がお薦め」(石岡院長)。

ドライアイと思っていたらアレルギーであることも
アレルウォッチ検査
アレルウォッチ検査。試験紙を下まぶたの端にはさんで涙を吸わせ、涙中にアレルギー物質が出るかをチェック。(写真提供/石岡院長)
[画像のクリックで拡大表示]
 「ドライアイの症状を訴えて来院する人の中には、アレルギー性結膜炎の人も多い」と石岡院長。ドライアイと鑑別するため、角膜に傷がないか、目の表面を蛍光色素で染め出す検査やアレルウォッチ検査を行う。アレルギー性結膜炎なら、抗アレルギー点眼薬で治療。

全身症状に移行する:疲れ目(眼精疲労)

  • 長時間パソコン作業をする
  • 肩こりや頭痛もある

【原因】長時間のPC作業やスマホ操作など、近くを見続けることが大きな原因。ピント調節のために水晶体を支える毛様体筋が過度に緊張を強いられるためだ。LEDを使った液晶画面や照明から発するブルーライトも原因に。頭痛、肩こり、吐き気など全身症状が出ることも。

【治療】PC作業中は1時間に1回は遠くを見る。眼球を回すストレッチや目を温めることで、緊張した毛様体筋をほぐす。目薬はビタミンB入りのものがいい。

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