【認知症の治療と介護の心得】
薬は症状を改善するが進行は止めない 早めの受診が大切
認知症は本人が自覚しにくいため、周囲の人が「おかしい」と気づくことが大切だ。兆候として、もの忘れや趣味をやめるなどの意欲の低下も見られる。「初期は症状に波があり、いいときもあれば、悪いときもある。家族はいいときにフォーカスして『大丈夫』と考え、病院の受診が遅れがちになってしまう。しかし、早期に受診すれば必要なタイミングで介護サービスも受けられる。兆候を感じたらできるだけ早く認知症専門医のいる病院へ」と吉田院長はアドバイスをする。