歯磨きで血が出ることはない? それは歯周病が始まっているサインかも。歯周病は口臭や歯が抜け落ちるなどの口の中だけでなく、妊娠トラブルや生活習慣病を招くことも。歯肉に違和感を覚えたら、歯周病菌が潜むプラーク(歯垢)の除去を徹底しながら、歯科医を受診したい。

- ロ 口臭を感じる
- ロ 歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
- ロ 冷たいものがしみる
- ロ 歯肉が赤くなっている
- ロ 歯肉がぶよぶよしている
- ロ 朝、口の中がネバネバする
- ロ 歯ブラシを使うと血が出る
- ロ 歯肉がむずがゆい
3つ以上当てはまるようなら、歯周病の可能性があるので歯の磨き方を見直そう。軽度ならセルフケアで改善するが、進行している場合もあるので歯科医を受診しよう。
【歯周病の基礎知識】
歯周病菌は空気に触れないポケット内で繁殖
「歯周病は歯周病菌による感染症」と解説してくれるのは、若林歯科医院の若林健史院長。幼少期は親から、成人後はパートナーからキスなどで感染することが多いという。
「歯周病菌の種類により、急激に重症化することもあるが、ほとんどの歯周病はゆっくりと進むので自覚症状が出にくい」(若林院長)。
この記事の概要
