女性のがん死亡数1位、罹患率でも男女合わせて1位になっている「大腸がん」。早期発見で9割以上の治癒が見込める大腸がんは、「検診」が重要な防衛策になります。近年、検査技術の発達で発見や診断の精度が向上し、治療も遺伝子検査による個別化の動きが加速しています。大腸がん検査の基本から最新治療法までを解説します。

![]() | こんな人は大腸がんリスクが高いかも |
食物繊維が不足気味
飲酒習慣がある
喫煙習慣がある
運動不足気味だ
肉(特に保存性の高い加工肉)を好んで食べる
身内に大腸がんを患った人がいる
上は大腸がんのおもなリスク因子。50歳以上で心配な人は内視鏡検査を一度受けておくのも手だ。食物繊維の摂取量が極端に少ないとリスクが上がる。排便時の出血や便通の異常などの自覚症状が続いたらリスク因子の有無にかかわらず消化器科の受診を!