下肢静脈瘤の主な4タイプと治療法
伏在型静脈瘤 → 血管内レーザー治療、ストリッピング手術など

皮膚から浅い場所にある伏在静脈にできる。瘤が大きく盛り上がり、脚のだるさや疲れなども伴う。ひどくなると脚に湿疹や皮膚炎、潰瘍ができることも。
側枝型静脈瘤 → 硬化療法など

伏在静脈から枝分かれした側枝静脈が、拡張して蛇行しながら脚の横側に浮き出てくる。伏在型に比べると小さく、症状も軽い。患者数はあまり多くない。
陰部静脈瘤 → 硬化療法など

脚の付け根から太もも裏に向かって血管が浮き上がる。月経中に太もも裏側に痛みや熱感、脚のむくみなどが出て、つらい。放置していると閉経まで続く。
網目・クモの巣状静脈瘤 → 硬化療法、皮膚表面へのレーザー治療など

皮下を走るごく細い静脈が拡張して、網目やクモの巣のように透けて見える。太ももの裏やひざ裏に出やすい。基本的に症状はなく、外見上の問題だけ。
(写真提供:広川院長)
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- 治療法は“焼く・固める・引き抜く”