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働くオンナの保健室

ひざ裏の血管、脚のだるさ…それって下肢静脈瘤?

命にかかわる病気ではないが、つらい人は治療を考えてみよう

 伏在型は、太ももの内側から足首にかけて走る伏在静脈に瘤ができるもの。静脈がボコボコと盛り上がり、脚のむくみやだるさなどの症状が強く出る。

 一方、30~40代の女性に見られるのが、陰部静脈瘤。卵巣や子宮周囲から脚の付け根を通って太もも裏側へと走る静脈に瘤ができる。「月経中や妊娠時に脚がむくんだり、太ももの裏側が痛んだりする。目立たない場所にあるので、静脈瘤の存在自体に気づかないことも多いが、症状は強く、悩んでいる女性は意外に多い」と、お茶の水血管外科クリニックの広川雅之院長。月経のたびに思い当たる症状がある人は、陰部静脈瘤の可能性が大だ。

 また、青色や赤紫色の静脈がひざ裏などに浮き出るのは、「網目・クモの巣状静脈瘤」。見た目を気にする人が多いが、症状がないので治療は特に必要ない。各症状に合った治療法を紹介しよう。

【ここが知りたい!】
静脈の血の塊が心臓や脳に飛ぶって本当?
静脈瘤は浅い静脈で起こるので、その心配はありません。

 脚の静脈にできた血の塊(血栓)が肺の血管に飛んで詰まってしまう「深部静脈血栓症」。いわゆる“エコノミークラス症候群”と下肢静脈瘤を混同して心配している人もいるようだ。「血栓が飛ぶのは、脚の深い場所にある静脈から。下肢静脈瘤はこれとは違って、脚の浅いところを走る静脈で起こる。両者の間に直接的な関係はないので心配はいらない」と広川院長。

下肢静脈瘤ができる箇所
下から上へと血液を送っているのが、脚の静脈。この血管内では薄い弁が何カ所にもあって、開いたり閉じたりしながら血液の逆流を防いでいる。下肢静脈瘤は、この弁が壊れ、逆流した血液がたまって瘤のように盛り上がった状態。弁は上から壊れていくので、ふくらはぎに静脈瘤があれば太ももも同様の状態だ。ただし、太ももの静脈は硬い膜の間にあるので、デコボコしにくい。静脈瘤は皮膚に近い浅いところの静脈にできる。
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