【もの忘れの原因1】
アミロイドβの蓄積は40代頃から
日常の対策で、健康な脳のまま過ごせる!
40歳前後から、もの忘れを自覚し始める人が多くなるもの。ひろかわクリニックの広川慶裕院長は、「若い頃からもの忘れの一因とされているアミロイドβペプチドというたんぱく質(脳の老廃物)は生成されているが、スムーズに排出もされている」と言う。しかし、年齢とともに体内に残るようになり「多くの人が記憶力の低下を実感するようになる」(広川院長)。ただし、諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授は「70~80代になっても認知機能があまり衰えない人も多い。もの忘れには、アミロイドβ蓄積以外の要素も関係するのでは」と指摘する。