日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > からだケア  > 誰にも言えない…オトコのお悩み相談室  > 冬の乾燥期に悩まされる肌のかゆみを何とかしたい!
印刷

誰にも言えない…オトコのお悩み相談室

冬の乾燥期に悩まされる肌のかゆみを何とかしたい!

体の洗い過ぎをやめると治ることも多い

 荒川直樹=科学ライター

まだまだ男盛りの中高年に容赦なく襲いかかる体の悩み。医者に相談する勇気も出ずに、1人でもんもんと悩む人も多いことだろう。そんな人に言えない男のお悩みの数々を著名な医師に尋ね、その原因と対処法をコミカルで分かりやすく解き明かす。楽しく学んで、若かりし日の輝いていた自分を取り戻そう。

 オフィスのエアコンから暖かい風が吹き出す季節になり、空気が乾燥すると、スネ、腰まわり、背中などがかゆくなる。うっかりスネ毛モジャモジャの足を出して掻いたりすると、女子社員が汚いものを見るような目で逃げていく。また、企画書の提出期限が迫っているときなどに限って、かゆみが強くなりイライラさせられる。このつらい冬のかゆみを何とかしたい。
(イラスト:川崎タカオ)

 かゆみという感覚はやっかいだ。ついつい掻いてしまうと、余計にかゆくなる不思議な感覚だ。かゆみに関する著書がある菊池皮膚科医院(東京都荒川区)の菊池新院長は、「皮膚には、かゆみを伝える神経がある。痛みの神経と大きく異なるのは、掻くと快感を生じること」と話す。「fMRI(機能的磁気共鳴画像法)」という装置で掻いたときの脳の血流の変化を調べたところ、大脳の「報酬系」という部分が強く反応することが分かった。つまり、掻くことは自分へのご褒美であると脳が感じているため、ついついまた掻きたくなってしまう。掻くことによって、さらにかゆくなる悪循環に陥ってしまうわけだ。

 オヤジたちに冬のかゆみをもたらしている一番の原因は皮膚の乾燥だ。皮膚は乾燥すると表面のバリア機能が低下するため、かゆみを伝える神経も刺激を受けやすくなる。こうした「かゆみ過敏状態」によって、かゆみの悪循環に陥りやすくなる。ここでいうバリア機能とは、体外に分泌される皮脂などの“天然”保湿成分が適度に皮膚の潤いを保ち、乾燥を防ぐことを指す。

 皮膚が乾燥する理由について菊池院長は、「周囲の湿度が低いことも一因だが、それと同時に気温も影響する。気温が下がると皮膚の毛細血管は収縮し、汗や皮脂などの分泌が少なくなることの影響も大きい」と話す。また、オフィスでエアコンを使う環境にいたり、家でファンヒーターの温風に直接当たったりすることも、皮膚の乾燥を招く。特に乾燥しやすいのは、もともと皮脂の分泌が少ない足のスネと腰回りなのだ。

 環境の変化で皮膚が乾燥するのは女性も同じはずだが、女性でポリポリしている人が少ないのはなぜだろう。菊池院長は「もちろん女性は人目を気にして掻かないよう心がけているようですが、普段から女性の方が男性より肌をいたわっています。体を手などで優しく洗う人が多く、日ごろから全身のスキンケアもしている」と話す。つまり、オヤジの「かゆい」は、普段から自分の体を粗末にしているツケともいえるのだ。

1/3 page

最後へ

次へ

日経グッデイ春割キャンペーン

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 老化を進める「糖化」から身を守る対策とは?

    “老けにくい”体にしたいというのは誰もが共通に思うこと。その老化の原因の1つとして最近注目されているのが「糖化」だ。この糖化、見た目の老化はもちろん、体内の血管や内臓、骨、関節などの機能低下にも密接に関わっているという。糖化リスクを遠ざけ、老化を遅らせるためには何を実践すればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、糖化の健康への影響から、その対策までを一挙に紹介しよう。

  • 歩くだけではダメ? 失敗しない運動習慣の作り方

    「ひと駅前で降りて歩く」「テレビを見ながら軽い筋トレをする」…これをもって「運動習慣がある」と思っている人は意外と多い。しかし、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは「強度の低い運動、筋肉がつかないような運動は、いくら続けても十分な成果が得られません」と断言する。では、健康診断で引っかかった数値を改善したり、カロリーを消費して減量したり、病気を予防するといった目的を達成するためには、どのような運動をすればいいのだろうか?

  • 認知症のリスクを下げる食事のポイントは?

    近年の研究から、認知症リスクは生活習慣によって大きく変わることが分かってきた。中でも重要なのが食生活だ。米国の最新食事法をきちんと実践した人は、認知症の発症リスクが最大53%低かったという驚きの結果も出ている。では、具体的にどのような食生活にすればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、最新研究に基づいた「認知症を遠ざける食事」のポイントを紹介しよう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Goodayマイドクター申し込み

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.