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誰にも言えない…オトコのお悩み相談室

クールビズで露出が増えた胸毛、スネ毛の対策法は?

中高年の男だってレーザー脱毛医療という手も

 荒川直樹=科学ライター

体毛の程度を調節しながら施術

 医療レーザー脱毛を受ける際には、まず施術を行っている皮膚科を受診しよう。皮膚の診察を行った後、医師と一緒にどの部分に何回レーザーを照射するかなどを決めていく。つまり、完全に脱毛するには複数回のレーザー照射が必要なのだ。

 その理由について慶田院長は「毛根には成長期・退行期・休止期といった周期があって、レーザーは成長期にある毛と毛根にのみ作用します。成長期の毛が無くなると、退縮期・休止期にある毛根は成長期に移行していき、再び毛が生えてきますので、そのときに再びレーザーを照射します」と解説する。

 レーザー照射は何回受ければツルツルになるのか? 「比較的少なくて済むのは、肌の色が白く、毛が黒々していて、まばらに生えている方の場合で、4回程度の照射で太い毛がほとんどなくなります。一方、浅黒い肌で、毛量が多い場合は、8~10回かかります」(慶田院長)。

 このことは、どうしてもツルツルにしたい女性には不便かもしれないが、突然ツルツルにして周りに驚かれたくない男性の場合にはかえって有り難いとも考えられる。慶田院長は「照射を繰り返すたびに、毛の本数が減っていくほか、毛が細くなり目立たなくなっていきます」と話す。レーザー照射の回数を適度に調整することで、自然な体毛を残しながら、周囲の人に「爽やかになった」と感じてもらえる程度の処置になるのだ。

 このほか医療レーザー脱毛には、大人のニキビや毛嚢炎(もうのうえん)など、肌の吹き出物を減らす効果もあるという。ヒゲの濃い人は、どうしても強くカミソリを当てるため、肌を傷つけてしまいがちだ。レーザー照射で体毛を間引くことで剃毛が楽になり、肌の状態を良くするほか、毛穴が詰まりにくくなる効果も期待できるという。

痛みなどのリスクは医師とよく相談を

 医療レーザー脱毛は、ほかの脱毛法と比較して、施術中の痛みは少ない。一般的にはレーザーを照射すると「パチッ」というゴムで弾かれたような痛みや、皮膚の奥に熱を感じる程度だ。ただ、男性の濃いヒゲに照射すると強い痛みを感じることもあるので、クリーム麻酔を併用するという。

 照射直後は毛穴の周囲に赤みが生じたり、蚊に刺されたような小さな腫れが出ることがあるが、多くの場合は半日~1日で消失する。また、照射して破壊された毛がうまく排出されず、2~3日後にニキビの様な症状が出ることもある。自然に治るが、医師に相談すれば対処してくれる。こうした施術後の問題などについて、よく医師と相談しておくことが大切だ。

 施術の費用は全額自己負担だ。照射1回ごとの費用は、照射する領域(面積)や体毛の密度などによって異なり1~5万円と幅がある。複数回治療する場合のセット料金を設けている医療機関も多い。

 「昭和な男」にとって「男の脱毛」なんて言語道断だったかもしれないけど、医療技術の進歩により「体毛もセルフマネジメントできる時代」になったと考えてみたい。

(次回は、日焼けした顔に映える、歯のホワイトニング対策についてお伝えします)

慶田朋子(けいだ ともこ)さん
医学博士。銀座ケイスキンクリニック 院長
慶田朋子(けいだ ともこ)さん 1999年、東京女子医科大学医学部医学科卒業。東京女子医大皮膚科 助手、都内皮膚科・美容クリニック 勤務を経て、2006年に有楽町西武 ケイスキンクリニック開設。2011年に銀座ケイスキンクリニック開設。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。

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