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誰にも言えない…オトコのお悩み相談室

股間に見慣れない「モッコリ」、不快感を解消したい

鼠径ヘルニア(脱腸)は日帰り手術で治る

 荒川直樹=科学ライター

ここ10数年で新しい手術治療が普及

 鼠径ヘルニアに有効な治療とは何か。「簡単な方法で秘かに治してしまいたい」と考えている人には残念だが、手術治療が基本だと言っていい。飛び出した腸を外から抑えつけるような装具(ヘルニアバンド)などもあるが、根本的な治療にはならない。また「大きく飛び出した腸を強く締め付けることで、腸に癒着が起こるなど、病気を悪化させるケースもある」(執行院長)と話す。

 そして、専門家の多くが早めの手術治療を勧める理由の一つは、患者の負担が小さい新たな手術治療が最近は普及していることだ。従来の手術治療は、腸が飛び出している場所の筋膜を縫い合わせて閉じてしまうというもの。1週間程度の入院が必要なうえ、しばらくは縫い合わせた筋膜に痛みを感じることもあった。

 それに対して執行院長らが1995年からはじめた手術治療が、「メッシュ治療」と呼ばれるものだ。簡単に説明すれば、腸が飛び出す筋膜の穴の上にポリプロピレンという樹脂でできたメッシュ(網)をかぶせ、腸が飛び出ないようにする方法だ。患者の痛みや臓器の癒着など合併症のリスクが少ないことから、ここ10数年で一般的な治療法として広まった。

 メッシュ治療には、ヘルニアが起きている部分を小さく切開し筋膜の外側にシート状のメッシュを挿入して固定する方法、内視鏡などを使いメッシュシートを腹腔内部に入れる方法など、いくつかの手法がある。それぞれ特徴があるため、患者の状態に応じて選択されるが、中でも最も患者の負担が小さい方法として広く行われているのが「メッシュプラグ法」だ。筋肉の穴の上から、メッシュでできた「栓」をはめ込んでしまう方法である。

鼠径ヘルニアにはメッシュ治療が有効
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最も患者の負担が小さい方法として広く行われているのが「メッシュプラグ法」。筋肉の穴の上から、メッシュでできた「栓」をはめ込む。
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